ミニPCで動画編集は可能かどうか解説

2024年1月2日動画編集

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悩んでいる人

動画編集をミニPCで可能かどうか調べています。ミニPCはコンパクトな反面、耐久性など気になります。詳しく解説してください!

今回はこのようなお悩みを解決します。

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  • ミニPCで動画編集が可能かどうかを解説
  • ミニPCをで動画編集を行うメリット、デメリットを解説
  • ミニPCの使い道を解説

done この記事の筆者

この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。

この記事を読んでいるあなたは、ミニPCに関心を持って、ミニPCで動画編集ができるかどうかを調べています。

ミニPCは種類が多くてどれがおすすめか悩みますよね。

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そもそも、ミニPCで動画編集ができるかどうかも気になりますよね。

結論を言いますと、動画編集で必要なスペックを満たしているミニPCがあれば動画編集は可能です。しかし、ミニPCの構造上、冷却性が心配という結論です。

本記事では、動画編集で必要なスペックを解説した上で、ミニPCが必要なスペックを満たしているか検証します。

また、ミニPCを動画編集で利用するメリット・デメリット、ミニPCの使い道も解説します。

この記事を読んで、ミニPCで動画編集が可能であるかどうか、メリットとデメリット、ミニPCの使い道を覚えていってください!

ミニPCで動画編集が可能かどうかを解説

それでは早速、ミニPCが動画編集が可能かどうか検証します。

動画編集で必要なPCのスペックは下記の通りです。

done 動画編集を進める上で必要なスペック

名称推奨スペック最小スペック
CPU(プロセッサー)Intel Core i7 第11世代 以上
Ryzen 7000シリーズ以上
Intel Core i5 第11世代 以上
Ryzen 5000シリーズ以上
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX 2060 以上GeForce GTX1660 SUPER 以上
RAM(メモリ)16GB以上8GB以上
ストレージ(SSD、HDD)2TB以上500GB

上記のスペックがあれば動画編集を行うことが可能です。

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推奨スペックがあれば、Adobe Premiere ProやAdobe After Effectsが快適に使用可能です。必要スペックであれば、これら二つが動作するというイメージですよ。

さて、このスペックを満たすミニPCはあるのでしょうか?

探してみた結果、下記のミニPCが動画編集で必要なスペックを満たしていました。

ブランド名TOPGRO
OSWindows 11 Pro
CPU(プロセッサー)第12世代Intel i9-12900H
GPU(グラフィックボード)NVIDIA GeForce RTX 3050Ti 8G
メモリ(RAM)32GB DDR4-3200Mhz
ストレージ1TB M.2 NVMe PCIe 4.0 SSD

推奨スペックを満たしているミニPCです。こちらのミニPCであればAdobe製品も動作するでしょう。

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ただし、冷却性能が心配という点もありますよ。

ミニPCを利用するメリットとデメリットを解説

次は、ミニPCを利用するメリットとデメリットを解説します。メリットとデメリットは下記の通りです。

done ミニPCで動画編集を行うメリットとデメリットまとめ

メリット・コンパクトで作業場所を取らない
・持ち運びに便利
・物によっては省電力
デメリット・物によって拡張性がデスクトップPCには劣る
・排熱が追い付かない可能性がある
・格安のミニPCはWindowsのライセンス違反品の可能性がある

それぞれ解説します。

ミニPCを利用するメリットを解説

最初はメリットについて解説します。メリットは下記の通りです。

done ミニPCを利用するメリット

  • コンパクトで作業場所を取らない
  • 持ち運びに便利
  • 物によっては省電力

ミニPCはコンパクトな設計のため設置しても場所を取らない、軽量であるため持ち運びに便利です。

机の上においてもコンパクトなため場所を取りませんし、一部のミニPCはモニターの背面に取り付けることも可能です。

モニターを持ち運ばなくて良いので、液晶割れの心配もありません。

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サイズ的には、辞書1冊分程度の大きさですよ。

更に、物によってはミニPCは省電力です。消費電力について下記のような結果を出しています。

VC65-C1シリーズは、デスクトップ版のIntel第8世代CPUを搭載する2LシャーシのPC。オフィスでの使用に合わせたスパンメタルの外装で仕上げていることに加え、電源を内蔵することで設置スペースを最小限に抑えられる。小型筐体ながら光学ドライブを搭載するほか、アイドル時は20dB動作の静音設計。消費電力も約15W程度と省電力になっている。

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最終閲覧日:2024年1月1日

このように、15W程度という結果を出しました。

ただし、ミニPCの種類によっては消費電力が異なる場合があります。ミニPC毎に、消費する電力について詳しくチェックする必要がありますよ。

このように、コンパクトであるため設置しても場所を取らない、軽量であるため持ち運びに便利、省電力というメリットがあります。

ミニPCを利用するデメリットについて

次はデメリットについて解説します。デメリットは下記の通りです。

done ミニPCを利用するデメリット

  • 物によって拡張性がデスクトップPCには劣る
  • PCの排熱が追い付かない可能性がある
  • 格安のミニPCはWindowsのライセンス違反品の可能性がある

このようなデメリットがあります。

ミニPCはコンパクトな設計が故に、SSDやGPUの増設ができないものもあります。そのため、拡張性についてはデスクトップPCには劣ってしまうでしょう。

動画編集を行う場合、PCに大きな負荷をかけます。負荷をかけることで、CPUやGPUが熱を発生させます。

熱が発生しても、その排熱処理が追い付かない、冷却しきれないという可能性がありますよ。

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排熱処理が追い付かなければ、ミニPCは故障してしまう場合もありますよ。

また、格安のミニPCを購入したらWindowsのライセンス違反品だったという情報もあります。Windowsのライセンスの種類は下記の通りです。

done Windowのライセンス一覧

  • VL版(エンタープライズ版)+(エデュケーション版)⇒企業向けライセンス
  • リテール版⇒小売店で購入できるライセンス(パッケージに入っているWindows)
  • OEM版⇒WindowsのPCを製造販売しているライセンス
  • DSP版⇒自作PCを販売している会社が扱っていることが多いライセンス(PCパーツと同時に購入)

リテール版、OEM版、DSP版は個人でも利用が可能です。VL版のライセンスは企業内のみで利用するため、個人利用は不可と考えられます。

「ライセンスを調べたらVL版で違反品だった」という情報も出ているため、購入時には注意が必要です。

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ライセンスが気になる場合はコマンドプロンプトで「slmgr /dli」と入力してエンターを押せば出てくるはずですよ。

このように、メリットとデメリットを踏まえたうえでミニPCを購入することがおすすめです。

ミニPCの使い道を解説

では、メリットよりもデメリットが大きいような感じがするミニPCですが、どのように使えばよいのでしょうか。

使い道として下記のような使用例があります。

done ミニPCの使用例

  • 取引先に持っていきプレゼンに利用⇒取引先のPCを借りてUSBを接続する必要が無い
  • 常時起動するサーバーに利用⇒消費電力が15Wで省電力のため、常時起動しても安く抑えられる
  • NASやファイルサーバーとして利用⇒バックアップ時にデータのやり取りが可能
  • テレビなどの大型モニターにつないで、動画やアニメ、映画を視聴⇒趣味に使う

上記の例があります。

動画編集として利用するなら、高スペックのミニPCに外付けの冷却ファンを接続して下記のように利用すると良いでしょう。

done 動画編集においてのミニPC使用例

  • 動画や3DCGのレンダリングやエンコードに利用
  • 投稿・納品した動画のデータ管理やバックアップとして利用

バックアップやファイルサーバーとして利用するなら、こちらのミニPCが良いでしょう。安心と信頼のmouse社が取り扱っているミニPCです。カスタマイズでストレージを1TBにすることがおすすめですよ。

モデル名MousePro CR-I1U01
OSWindows 11 Pro 64ビット ( PKIDラベル貼付対応 )
CPU(プロセッサー)インテル® Celeron® プロセッサー 4205U
GPU(グラフィックボード)インテル® UHD グラフィックス 610
メモリ(RAM)8GB (8GB×1 / シングルチャネル)
ストレージ256GB (NVMe)
基本構成(スペック・仕様)
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Adobe製品はWindowsの64bitでないと動作しない場合がありますので、購入時には注意してください。

まとめ:スペックを満たせば動画編集は可能だが、冷却性に心配あり

今回は、ミニPCが動画編集が可能かどうかを解説しました。ミニPCの種類によっては、動画編集のスペックを満たしています。

ただし、動画編集はPCに大きな負荷をかけ、PCに熱がこもってしまうリスクがあります。排熱についても心配な面があります。

そのため、ミニPCで動画編集はあまり行わない方が良いでしょう。

その代わり、使用例で挙げたファイルサーバーとして利用、サーバーを立てて通信をするゲームに使用するのも良いでしょう。

スバル

ミニPCは便利という声も聞きます。使い方によっては、あなたの作業を更に快適にするでしょう。

ミニPCを活用して、ぜひ動画編集ライフを充実させてください!

動画編集を快適に行うなら、BTOのデスクトップパソコンやノートパソコンがおすすめです。こちらの記事で、動画編集でおすすめのPCを紹介していますよ。
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Posted by スバル