動画編集でGPU(グラフィックボード)は必要なのかを解説

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動画編集で新しいPCを買おうと調べています。動画編集でグラフィックボードは必要なのでしょうか?また、どの程度のスペックが必要でしょうか?
今回は、このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集でなぜGPUが必要なのか
- 必要なGPUのスペック
- 必要なGPUを積んでいるおすすめPCを紹介
この記事を読んでいるあなたは、新しいPCの購入を検討、また動画編集で必要なGPUのスペックを調べています。
動画編集でGPUは必要だと悩んでいますか?CPU内蔵のグラフィックボードで十分ではないかと思っていますか?
結論を申しますと、動画編集でGPUは必須です。GPUを積んでいるかどうかだけで、動画編集の編集速度が大幅に変わってきます。
この記事では、何故GPUを積む必要があるのかどうかを解説します。また、必用なGPUのスペックも解説をします。
この記事を読めば、動画編集でなぜGPUが必要なのか理解が深まりますよ!
そもそもGPUとは何か
初めに、GPUとは何かを解説します。
GPUは、Graphics Processing Unitの略で、画像処理装置を意味します。その名の通り、画像を描写するために必要な計算を処理するものです。近年では、画像や映像を利用する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映すには、GPUが欠かせません。
基礎からわかるGPU 性能・特徴や選び方のポイント | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
最終閲覧日:2023/2/26
PCで画像の処理、3DCGなどの映像を速くきれいに映すために必須なPCパーツです。負荷をかけると熱を持ちます。そのため、PCの冷却は必須です。
なぜ動画編集でGPUが必要なのか

次は、なぜ動画編集でGPUを積む必要があるのかを解説します。
GPUを積む必要がある理由として、二つの理由が挙げられます。
動画編集でGPUがあるとどのようなことがあるのか
- プレビューの読み込みを高速化
- レンダリングを高速化
これらの理由が挙げられます。それぞれ解説をします。
プレビューの読み込みを高速化について
プレビューとは、動画編集するときに編集した動画を確認する部分です。エフェクトなどをかけるとPCに負荷がかかり、プレビュー画面がどんどん重くカクカクするようになります。
その時に、GPUを積んであるとGPUが処理を進めてくれるので、快適に動画編集を進めてることが可能です。

プレビューの読み込みが速いと快適に動画編集を進めることが出来ますよ。
レンダリングの高速化について
レンダリングとは、タイムライン上の映像データ、BGM、SE、素材、エフェクトなどの編集内容を一つの動画にする処理のことを指します。書き出しとも言います。
レンダリングはCPUに一番負荷をかける工程です。PCで他の作業が出来なくなる場合もあります。
そのレンダリングも、GPUを積んでいるとサクサク進めてくれるのです。

レンダリングが速くなると、待っている時間が短くなります。時短にもつながりますよ。
NVIDIA社の比較動画
半導体メーカーでGPGPUの設計に特化したNVIDIA社が、GPUの有無でプレビューの読み込みにかかる時間や、レンダリングにかかる時間の比較動画を出しています。
Adobe Premiere ProでCore i9-9750H CPUを使った従来のソフトウェアエンコーディング、GeForce RTX 2060 Max-Q GPUに搭載されたNVIDEAハードウェアエンコーディングで比較をしています。
動画をご覧いただいた通り、GPUを積んでいるPCの方が処理が速くなっています。処理が速くなると快適に動画編集が可能となります。
Adobe Premiere Proだけでなく、Adobe After Effects、PowerDirectorにもハードウェアエンコーディングに対応しています。AviUtlでもプラグインを導入すればハードウェアエンコーディングに対応します。
動画編集で必要なGPUのスペック
次は、動画編集で必要なGPUのスペックを解説します。動画編集ソフトによって必要なスペックが変わってきます。
- Adobe Premiere Pro
- 最小仕様→2GBのGPUメモリ
- HDや4K動画を作る場合→4GBのGPUメモリ
- Adobe After Effects
- 最小仕様→2GBのGPU VRAM
- 推奨→4GB以上のGPU VRAM
- Power Director 365
- 128MB 以上の VRAM
動画編集ソフトによっては、GPUを積まなくても動作をします。しかし、動画編集を副業にする場合はAdobe製品は必須です。

ココナラやクラウドワークスで案件を見ると、Adobe Premiere Proを求めているクライアントが多いですよね。
製品の公式サイトでは特にこのスペック以上という指定はありませんが、NVIDIA GTX 1650以上あれば動画編集では安心できます。
NVIDIA社の比較動画で記載されているGeForce RTX 2060 Max-Q を積めば失敗することはないでしょう。
必要スペックのGPUを積んでいるおすすめPCを紹介
最後に、動画編集で必要なGPUのスペックを積んでいるおすすめPCをご紹介します。GPUは進化をし続けています。そのため、必要なスペック以上のGPUを安価で購入が可能です。スペックは高くて損はありません。
STYLE-M06M-124-NAX [Windows 11 Home]
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
CPU | インテル® Core™ i5-12400 プロセッサー |
メモリ | DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
GPU | GeForce RTX 3050 8GB GDDR6 |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
コストパフォーマンスで選ぶならPCが欲しいならこれがおすすめです!使用しているGPUは「GeForce RTX 3050 8GB GDDR6」でこのスペックなら間違いありません。CPUはIntel社のi5の第12世代を使用し、ミドルスペックで定番のCPUです。パソコン工房ではカスタマイズが可能で、ストレージはSSDの500GBを1TBにすることがおすすめです。ストレージに余裕ができ快適に動画編集が可能です。
STYLE-M06M-127-NAX [Windows 11 Home]
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
CPU | インテル® Core™ i7-12700 プロセッサー |
メモリ | DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
GPU | GeForce RTX 3050 8GB GDDR6 |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
コストパフォーマンスが良く、ハイスペックで選ぶならこのPCがおすすめです!GPUは「GeForce RTX 3050 8GB GDDR6」でおすすめPC①と変わりはありません。CPUはi7の第13世代を使用しています。そのため、おすすめPC①よりも処理が速くハイスペックとなります。ストレージは初期実装が500GBなので、パソコン工房のカスタマイズで1TBにすることがおすすめです。
おすすめPC③OS | Windows 11 Home [DSP版] |
CPU | インテル® Core™ i7-13700 プロセッサー |
メモリ | DDR5-4800 DIMM (PC5-38400) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
GPU | GeForce RTX 3060 12GB GDDR6 |
電源 | 700W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
スペックを重視するならこのPCがおすすめです!使用しているGPUは「GeForce RTX 3060 12GB GDDR6」で、動画編集だけでなくAfter EffectsやBlenderでMVやCMなどの映像や素材も快適に制作可能です。CPUはi7の第13世代を使用しています。こちらのストレージも500GBなので、パソコン工房のカスタマイズで1TBにすることがおすすめです。After EffectsやBlenderで映像制作も検討している場合は、キャッシュ生成の都合などで更に1TB増設しておくと快適に制作が進めることが可能です。
まとめ:GPUを積んでいれば快適に動画編集ができる
今回は、動画編集でGPUがなぜ必要なのか、必用なGPUのスペック、必用なGPUのスペックを積んでいるおすすめPCを紹介しました。
GPUを積んでいるPCであれば、プレビュー画面の読み込みが速くなり、レンダリング時間が短くなります。つまり、快適に動画編集ができるのです。

快適に動画編集が出来れば、読み込みを待つイライラもなくなり作業効率も上がります。そのため、時短にもつながり案件の単価アップが可能です。
動画編集で単価をアップさせたい、もっと快適に編集できるようにしたいのであればGPUは必須です。
GPUに対する理解を深めて、快適な動画編集ライフを送れるようになってください!
本記事のまとめ
- そもそもGPUとは何か
- PCで画像の処理、3DCGなどの映像を速くきれいに映すために必須
- なぜ動画編集でGPUが必要なのか
- プレビューの読み込みを高速化
- レンダリングを高速化
- 動画編集で必要なGPUのスペック
- Adobe Premiere Pro→2GBのGPUメモリ
- Power Director 365→128MB 以上の VRAM
- Adobe After Effects→2GBのGPU VRAM
こちらの記事で動画編集で必要なスペックを詳細に解説しています。合わせてご覧ください。
【おすすめPCも紹介】動画編集で必要なPCスペックを解説