動画編集でGPU(グラフィックボード)は必要なのかを解説
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動画編集で新しいPCを買おうと調べています。動画編集でグラフィックボードは必要なのでしょうか?また、どの程度のスペックが必要でしょうか?
今回は、このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集でなぜGPUが必要なのか
- 必要なGPUのスペック
- 必要なGPUを積んでいるおすすめPCを紹介
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、新しいPCの購入を検討、また動画編集で必要なGPUのスペックを調べています。
動画編集でGPUは必要だと悩んでいますか?CPU内蔵のグラフィックボードで十分ではないかと思っていますか?
結論を申しますと、動画編集でGPUは必須です。GPUを積んでいるかどうかだけで、動画編集の編集速度が大幅に変わってきます。
この記事では、何故GPUを積む必要があるのかどうかを解説します。また、必用なGPUのスペックも解説をします。
この記事を読めば、動画編集でなぜGPUが必要なのか理解が深まりますよ!
なぜ動画編集でGPUが必要なのか
それではさっそく、なぜ動画編集でGPUを積む必要があるのかを解説します。
そもそも、GPUとは下記のような機能を持ちます。
GPUは、Graphics Processing Unitの略で、画像処理装置を意味します。その名の通り、画像を描写するために必要な計算を処理するものです。近年では、画像や映像を利用する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映すには、GPUが欠かせません。
基礎からわかるGPU 性能・特徴や選び方のポイント | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
最終閲覧日:2023/2/26
このように、GPUとは画像を処理する装置で、2次元の画像だけでなく3DCGを高速で処理をする機能を持ちます。
FPSなど3Dを取り扱うゲームを快適にプレイするために必須の装置ですよ。
そして、動画編集においてGPUを積む必要がある理由として、二つの理由が挙げられます。
動画編集でGPUがあるとどのようなことがあるのか
- プレビューの読み込みを高速化
- レンダリングを高速化
これらの理由が挙げられます。それぞれ解説をします。
プレビューの読み込みを高速化について
プレビューとは、動画編集するときに編集した動画を確認する部分です。エフェクトなどをかけるとPCに負荷がかかり、プレビュー画面がどんどん重くカクカクするようになります。
その時に、GPUを積んであるとGPUが処理を進めてくれるので、快適に動画編集を進めてることが可能です。
プレビューの読み込みが速いと快適に動画編集を進めることが出来ますよ。
レンダリングの高速化について
レンダリングとは、タイムライン上の映像データ、BGM、SE、素材、エフェクトなどの編集内容を一つの動画にする処理のことを指します。書き出しとも言います。
レンダリングはCPUに一番負荷をかける工程です。PCで他の作業が出来なくなる場合もあります。
そのレンダリングも、GPUを積んでいるとサクサク進めてくれるのです。
レンダリングが速くなると、待っている時間が短くなります。時短にもつながりますよ。
NVIDIA社の比較動画
半導体メーカーでGPGPUの設計に特化したNVIDIA社が、GPUの有無でプレビューの読み込みにかかる時間や、レンダリングにかかる時間の比較動画を出しています。
Adobe Premiere ProでCore i9-9750H CPUを使った従来のソフトウェアエンコーディング、GeForce RTX 2060 Max-Q GPUに搭載されたNVIDEAハードウェアエンコーディングで比較をしています。
動画をご覧いただいた通り、GPUを積んでいるPCの方が処理が速くなっています。処理が速くなると快適に動画編集が可能となります。
Adobe Premiere Proだけでなく、Adobe After Effects、PowerDirectorにもハードウェアエンコーディングに対応しています。AviUtlでもプラグインを導入すればハードウェアエンコーディングに対応します。
動画編集で必要なGPUのスペック
次は、動画編集で必要なGPUのスペックを解説します。動画編集ソフトによって必要なスペックが変わってきます。
- Adobe Premiere Pro
- 最小仕様→2GBのGPUメモリ
- HDや4K動画を作る場合→4GBのGPUメモリ
- Adobe After Effects
- 最小仕様→2GBのGPU VRAM
- 推奨→4GB以上のGPU VRAM
- Power Director 365
- 128MB 以上の VRAM
動画編集ソフトによっては、GPUを積まなくても動作をします。しかし、動画編集を副業にする場合はAdobe製品は必須です。
ココナラやクラウドワークスで案件を見ると、Adobe Premiere Proを求めているクライアントが多いですよね。
製品の公式サイトでは特にこのスペック以上という指定はありませんが、NVIDIA GTX 1650以上あれば動画編集では安心できます。
NVIDIA社の比較動画で記載されているGeForce RTX 2060 Max-Q を積めば失敗することはないでしょう。
動画編集を快適に進めるGPUを積んでいるおすすめPCを紹介
最後に、動画編集を快適に進めるGPUを積んでいるおすすめPCをご紹介します。GPUは進化をし続けています。そのため、必要なスペック以上のGPUを安価で購入が可能です。スペックは高くて損はありません。
動画編集でおすすめデスクトップPC
おすすめデスクトップPC①
モデル名 | DAIV FX-I7G7S |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4) |
ハイスペックで快適に動画編集をしたいというあなたにおすすめなPCです。
ゲーム実況や実写動画の編集だけでなく、アニメーションやモーショングラフィックスなど高度な編集作業を快適に行えるPCスペックとなっています。
動画編集だけでなく、配信やゲーム制作、3DCGなど多岐に渡って創作活動が可能ですよ。
CPU、GPU、メモリのどれも最高のスペックを誇り、あなたの動画編集や創作活動の可能性が大きく広がるはずです。
メモリは32GB搭載しています。カスタマイズ画面で動作周波数が異なるメモリがありますが、実感できるほどPCの速度変化はありません。そのため、気にする必要ほとんどないでしょう。
2024年7月現在において上位にあたるスペックを誇り、個人の創作活動において理想なPCと言えますよ。
動画編集だけでなく、クリエイターとしての創作活動も可能にするPCです。このPCであれば、あなたの将来の可能性が大きく広がりますよ。
おすすめデスクトップPC②
モデル名 | DAIV FM-A5G60 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | AMD Ryzen™ 5 7600X プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5200 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
コストパフォーマンスが良く、高スペックなPCで動画編集をするならこのPCがおすすめです!
Adobe Premiere Proだけでなく、Adobe After Effectsでも快適に動画の制作ができるスペックです。
CPUはAMD社の「AMD Ryzen™ 5 7600X プロセッサー」を搭載。コスパがよく高スペックなCPUとなっています。
GPUはNVIDIA社で高スペックな「GeForce RTX™ 4060」は、コスパがよく高スペックなグラフィックボードですよ。
メモリは32GB、ストレージは1TB搭載されています。ストレージを2TB以上にすると容量不足にに困らず快適に動画編集を進めることができるようになりますよ。
PCにかける予算を抑えることで、有料の動画編集ソフトの購入費用や作業効率化を行うプラグインの購入、機材の購入に投資することができます。
有料ソフトと作業効率化プラグインを利用することで、1日に1本しかできなかった動画を1.5本~2本制作できるようになると思います。
また、マウスやモニターなど動画編集に関する機材を購入することで、更に動画編集の効率を上げることができるようになるはずです。
コスパ良く動画編集を進めるならこのPCがおすすめです。高スペックなため快適に動画編集を進められますよ。
PCのコストを抑えた分、動画編集に必要な機材やプラグインに投資をすることができますよ。
おすすめデスクトップPC③
モデル名 | G-Tune PG-I5G60 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i5-13400F プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
動画編集を始めてみたい、試しにやってみたい初心者のあなたにおすすめのPCです!
2024年8月現在で、ミドルスペックのPCパーツを利用しているためコスパ良く手に入れることが可能なPCですよ。
メモリは16GB搭載。リンク先のカスタマイズ画面で「※Core i3、i5搭載時DDR5-4800動作」と記載がありますが、動作にあまり大きな影響はありませんよ。
高額のPCを買う予算を充てられない、パソコンの購入で失敗をしたくないというあなたに、まず手始めに安価なPCを手に入れるのはいかがでしょうか。
動画編集を始めてみたい、試しにやってみたい初心者の方におすすめのPCです。ミドルスペックで手に入れやすい価格帯ですよ。
動画編集でおすすめノートPC
おすすめノートPC①
モデル名 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) |
ノートPCで快適に動画編集を進めたいなら、このパソコンがおすすめです。
CPUはインテル社で高スペックな「インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー」を搭載。
GPUはNVIDIA社で高スペックな「GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU」を搭載。
メモリは快適に動画編集を進めることができる32GB。ストレージも動画編集で必要な1TBを搭載しています。
ストレージはカスタマイズで2TBにすると、更に快適に動画編集を進められますよ。
ノートPCで快適に動画編集を進めたいなら、このパソコンがおすすめです。高スペックかつ持ち運びが可能なため、外出先でも快適に動画編集が進められるでしょう。
おすすめノートPC②
モデル名 | DAIV Z4-I7G50SR-B |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 500GB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 14型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / 90Hz対応 / Dolby Vision対応) |
コスパ良くノートPCで動画編集を進めたいならこのPCがおすすめです。
CPUはインテル社の中でも高スペックな「インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー」を搭載。
GPUは高スペックな「GeForce RTX™ 3050 Laptop GPU」を搭載しています。
メモリは動画編集を進めるのに文句なしの32GBです。ストレージは500GBのため、カスタマイズで1TB以上にすることで更に快適に動画編集を進められるようになりますよ。
コスパ良くノートPCで動画編集を進めたいならこのPCがおすすめです。持ち運びも可能なため自宅でもカフェなどの外出先でも動画編集ができますよ。
ノートPCを購入したあなたへのおすすめアイテム
ノートPCを購入した場合は、外付けの冷却ファンを同時に購入することがおすすめです。
理由として、ノートPCが熱暴走を起こして故障する可能性を低くするためです。
ノートCPはデスクトップよりもコンパクトな設計にしているため、熱がこもりやすくなっています。CPUやGPUは熱を発生させ、ノートPCがすぐに熱くなってしまいます。
熱はPCの故障を招く危険があります。故障の可能性を低くするために外付けの冷却ファンを同時に購入することがおすすめですよ。
私もノートPCで動画編集をしていたとき、PCが異常に熱くなって心配になりました。外付けの冷却ファンを購入したことによって安心して動画編集を進められるようになりましたよ。
外付けの冷却ファンはこちらがおすすめです。USBで給電でき、静音しようとなっています。
まとめ:GPUを積んでいれば快適に動画編集ができる
今回は、動画編集でGPUがなぜ必要なのか、必用なGPUのスペック、動画編集を快適に進めるためのGPUを積んでいるおすすめPCを紹介しました。
GPUを積んでいるPCであれば、プレビュー画面の読み込みが速くなり、レンダリング時間が短くなります。つまり、快適に動画編集ができるのです。
快適に動画編集が出来れば、読み込みを待つイライラもなくなり作業効率も上がります。そのため、時短にもつながり案件の単価アップが可能です。
動画編集で単価をアップさせたい、もっと快適に編集できるようにしたいのであればGPUは必須です。
GPUに対する理解を深めて、快適な動画編集ライフを送れるようになってください!
本記事のまとめ
- そもそもGPUとは何か
- PCで画像の処理、3DCGなどの映像を速くきれいに映すために必須
- なぜ動画編集でGPUが必要なのか
- プレビューの読み込みを高速化
- レンダリングを高速化
- 動画編集で必要なGPUのスペック
- Adobe Premiere Pro→2GBのGPUメモリ
- Power Director 365→128MB 以上の VRAM
- Adobe After Effects→2GBのGPU VRAM
こちらの記事で動画編集で必要なスペックを詳細に解説しています。GPU以外にも必要なCPUのスペック、メモリ、ストレージを詳細に解説していますよ。
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