【動画編集を快適に】動画編集でおすすめのモニター6選

2021年12月3日動画編集

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悩んでいる人

動画編集を始めたいので、モニターを購入しようとしています。また、デュアルディスプレイにしようと検討しています。しかし、どの基準でモニターを選べばよいのか分かりません。どのように選んだらよいのでしょうか?

今回はこのようなお悩みを解決します。

content_paste 本記事の内容

  • 押さえておきたいモニターの知識
    • 画面サイズ
    • アスペクト比
    • リフレッシュレート
    • 光沢液晶(グレア液晶)かノングレア液晶か
    • 色域(色空間)の表示範囲
    • 液晶パネル駆動方式
  • おすすめのモニターを紹介

done この記事の筆者

この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。

今回の記事では、動画編集で使いやすいモニターをご紹介します。

動画編集を始める方、モニターを増設しデュアルディスプレイ等にして編集を効率化するときに、どのような基準でモニターを選べばよいか悩んでいませんか?

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私自身もモニターの知識が全くなく、とりあえずオススメに出てきた商品を購入していました。幸い私が購入したモニターは動画編集で利用しやすいものでした。

私の場合は運良く動画編集で使いやすいモニターでしたが、オススメに出てきた商品を知識なく購入すると失敗する恐れがあります。

モニターは安くて5,000円程度、高いものでは100,000円を超えるモニターもあります。意外と出費しますので失敗したくないですね。もし気に入らないモニターの場合は返品や売却で手間がかかってしまいます。

モニターの知識を身につけ、モニターを選ぶのに失敗しないようにしましょう。

ここは押さえておくべきモニターの知識

初めに、モニターに関する基礎知識をご紹介します。冒頭にも記載したポイントを改めて記載します。

  • 画面サイズ
  • アスペクト比
  • リフレッシュレート
  • 光沢液晶(グレア液晶)かノングレア液晶か
  • 色域(色空間)の表示範囲
  • 液晶パネル駆動方式

画面サイズ

おすすめは、23インチ~30インチがおすすめです。

動画編集は、実際に映像を見ながら編集するためインチサイズが大きい方が良いです。また、動画編集は映像の細かい箇所を見るため、画面サイズが大きい方が疲れが感じにくいです。

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私は作業スペースの都合で21.5インチのモニターを利用していますが、小さくて物足りないと感じています。

特に、After Effectsを利用し始め様々な機能を1画面で納めるとなると、21.5インチでは物足りなく感じています。

アスペクト比

アスペクト比(縦横比率)は、16:9のワイド型モニターがおすすめです。

YouTubeやテレビの映像も16:9が主流の為です。一般的なものとして、モニターを見て違和感を感じることがありません。

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作業スペースの余裕があれば、16:10のモニターやウルトラワイドのモニター良いです。

特にウルトラワイドのモニターは一つの画面でウィンドウを分割して利用できるため、作業効率が格段にアップさせることが出来ます。

解像度

おすすめは、4K(3840×2160)が一番おすすめです。フルHD(1920×1080)は必須です。

YouTubeが4K対応をはじめ、4K画質での動画投稿が可能になりました。そのため4K画質の動画制作が盛んになってきています。

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実際にミュージックビデオの依頼で依頼で4K画質の依頼を受けた方もいます。

また、4K対応の動画編集ソフトも増えてきています。

解像度が高いと表示できるウィンドウが増えるため、作業効率を上げることが可能です。

動画編集をするにあたり、高画質で高鮮明な映像を表示させることが出来る4K対応のモニターがおすすめです。

4Kでなくても、WQHD(2560×1440)やフルHD(1920×1080)でも、もちろん動画編集は可能です。

リフレッシュレート

リフレッシュレートは、60Hz以上のモニターが必須です。

リフレッシュレートとは、1秒間にモニターに表示される画像の枚数です。

60Hzなら60枚、120Hzなら120枚表示されます。

YouTubeがフレームレートが60fpsに対応して以降、ゲーム実況や実写動画で60fpsが主流になってきています。ミュージックビデオは30fps、映画では24fpsが主流です。

そのフレームレートに対応するために、リフレッシュレートは60Hz以上必要です。

ミュージックビデオにおいては現在は30fpsが主流となっていますが、いつ60fpsのブームが来るかは分かりません。

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動画編集以外にも使用用途があり、金銭的に余裕があれば120Hzや144Hzのモニターを購入すると良いです。

グレア液晶(光沢液晶)とノングレア液晶(非光沢液晶)

おすすめは、ノングレア液晶(非光沢液晶)です。

種類は2つあり、「グレア液晶(光沢液晶)」と「ノングレア液晶(非光沢液晶)」に分かれます

違いは、表面に光沢があるかどうかです。

グレア液晶(光沢液晶)ノングレア液晶(非光沢液晶)
色の鮮やかさ
目の疲れやすさ
光の反射(蛍光灯など外部の光)
手入れのしやすさ

動画編集はどうしても長時間の作業になってしまい目が疲れてしまいます。

また、室内の光が画面上で反射しないため、色を調整する際に色ずれが起きにくいことや、作業中の集中力が削がれません。

そのため、ノングレア液晶の方がおすすめです。

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動画編集は長時間の作業になりますので、いくら目が疲れにくいモニターを利用していても、適度に休憩は取りましょう。

色域(色空間)の表示範囲

おすすめは、Adobe RGBの色域です。

色空間は、sRGB、Adobe RGB、NTSCの3種類の規格があります。

sRGBAdobe RGBNTSC
色域狭い広い広い
(Adobe RGBよりズレあり)

sRGBは、国際規格でもあり一般的に利用されている色域です。

AdobeR RGBは、Photoshopやillustratorでお馴染みのアドビ社が定義した色域です。sRGBより色域が広く、出版業界や印刷業界、動画編集を行う会社で利用されています。

NTSCは、今は見なくなりましたが、アナログ放送時に利用されていた色域です。色域としては広いですが、モニターの種類は非常に少ないです。

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趣味の動画編集ならsRGBで良いですが、MV等でフリーランスとして本気で動画で稼ぐならAdobe RGBのモニターが必須ですね。

液晶パネル駆動方式

一番のおすすめが、IPS(In-Plane-Switching)方式 です。

液晶パネル駆動方式は、TN(Twisted Nematic)方式VA(Vertical Alignment)方式IPS(In-Plane-Switching)方式の3種類があります。

  • IPS方式→モニターの見る角度によって色の変化や明るさの変化が少ないため動画制作等クリエイター向け
  • VA方式→コントラストが高いため、アニメや映画、動画の鑑賞向け
  • TN方式→コントラストが低く、応答速度が速いためFPS等のゲーム向け

また、駆動方式ごとの特徴は下記のとおりです。

IPS方式VA方式TN方式
見る角度による色の変化
見る角度による明るさの変化
画面の鮮やかさ
応答速度

TN方式は、 電圧を抑えられるため電気代の節約ができるという点と、安く購入できる点がメリットです。

VA方式は、 コントラストが高いため陰影がはっきりているため、鮮やかな映像を見ることが出来ます。

IPS方式は、 様々な方向からモニターを見ても映像に変化がないのが特徴です。

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モニターの配置の仕方によっては、斜めからモニターを見る可能性もあります。そのため、IPS方式のモニターがおすすめです。

基礎知識まとめ

以上が、モニターを選ぶときの基礎知識です。

動画編集でモニターを選ぶポイントをまとめます。

画面サイズ23インチ~30インチ
アスペクト比16:9
解像度フルHD(1920×1080)~4K(3840×2160)
リフレッシュレート60Hz以上
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)Adobe RGB対応
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式

おすすめモニターの紹介

これを踏まえたうえで、オススメモニターをご紹介致します。

ポイントとしては、「Adobe RGB」が対応しているかどうかです。対応のもの、非対応のもの両方をご紹介致します。

Adobe RGB非対応のモニター

done オススメモニター①:HP「HP 24f」

画面サイズ23.8インチ
アスペクト比16:9
解像度フルHD(1920×1080)
リフレッシュレート75Hz
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)sRGB(約 1677 万色対応)
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
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有名なモニターメーカーHP社のモニターです。2万円台で購入可能です。3年保証もつけることが可能です。シンプルなデザインで、機能だけではなくモニターの見た目も重宝します。
テュフ・ラインランドが定めるEyesafe®の認定取得のディスプレイで、ハードウェアレベルでブルーライトカットが出来る目にも優しいモニターです。

done オススメモニター②:ASUS「PA279CV-J」

画面サイズ27インチ
アスペクト比16:9
解像度4K(3840×2160)
リフレッシュレート60Hz以上
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)sRGB100%対応
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
スバル

ルーターとして有名なASUS製のモニターです。sRGB100%対応しています。4K動画も作ることが可能です。解像度が高くウィンドウを沢山配置できるため、作業効率を上げることもできます。
動画制作以外にも、4K動画も楽しむことが可能です。

done オススメモニター③:LG「34WP65G-B」

画面サイズ34インチ
アスペクト比21:9
解像度2560×1080
リフレッシュレート75Hz
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)sRGB 99%対応
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
スバル

テレビで有名なLG社のウルトラワイドモニターです。34インチの中で4万円台で購入可能です。sRGBが99%対応しているウルトラワイドモニターでは最安の価格です。
画面一つで複数のウィンドウが表示できるため、作業効率も大幅に上がります。

Adobe RGB対応のモニター

done オススメモニター①:アイ・オー・データ「LCD-HC241XDB」

画面サイズ23.8インチ
アスペクト比16:9
解像度フルHD(1920×1080)
リフレッシュレート75Hz
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)Adobe RGB(90%カバー)
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
スバル

パソコンの周辺機器メーカーとして有名な「アイ・オー・データ社」のモニターです。Adobe RGBが対応し、Amazonで唯一3万円以内で購入可能なモニターです。Adobe RGBのカバー率は90%です。
23.8インチあるため、画面の大きさにも問題なく編集が可能です。また、5年保証がついていますので、何かあったときに安心できます。

done オススメモニター②:アイ・オー・データ「LCD-PHQ321XQB」

画面サイズ31.5インチ
アスペクト比16:9
解像度WQHD(2560×1440)
リフレッシュレート60Hz
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)Adobe RGBカバー率99%
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
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こちらも「アイ・オー・データ社」のモニターです。WQHDの解像度でAdobe RGBが99%対応しているモニターです。Amazonでは5万円以内で購入可能です。インチサイズは31.5と大きめです。大画面の為、画面から離れて編集が可能です。5年保証付きです。

done オススメモニター③:EIZO「ColorEdge CS2420-Z」

画面サイズ24.1インチ
アスペクト比16:10
解像度1920×1200
リフレッシュレート60Hz
液晶ディスプレイノングレア液晶(非光沢液晶)
色域(色空間)Adobe RGBカバー率99%
液晶パネル駆動方式 IPS(In-Plane-Switching)方式
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EIZO社のColorEdgeというブランドです。Adobe RGBを99%カバーしています。16:10で多少横長ですが、動画編集するときには何も問題はありません。24.1インチもあり大きい画面であなたの作業効率は上がるでしょう。

まとめ:モニターを選別して質の高い編集をしよう

以上が、モニターの知識の紹介とオススメモニターの紹介でした。

モニターを変えるだけで、動画編集の質が大きく変わります。色で動画のクオリティを上げ、更には差別化を図ることも可能です。

また、デュアルディスプレイにするだけで編集効率を上げることも可能です。

今回の知識を基に、あなたにとって最高のモニターを手に入れてください!

ハードウェア

Posted by スバル