動画編集で必要なメモリ(RAM)容量を解説【おすすめPCも紹介】

2022年8月15日動画編集

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悩んでいる人

動画編集のPCを探していて、動画編集で必要なメモリ容量を調べています。容量が多ければ多いほど良いと聞きますが、実際どのくらいの容量が必要でしょうか?詳しく解説してください!

今回は、このようなお悩みを解決します。

content_paste 本記事の内容

  • 動画編集で必要なメモリ容量を解説
  • 必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説
  • 動画編集で必要なメモリ容量を持つおすすめのPCを紹介
  • 動画編集でメモリ容量が多いメリットを解説

done この記事の筆者

この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。

この記事を読んでいるあなたは、動画編集のPCを探していてメモリの容量を調べています。

動画編集で必要なメモリの容量は、実際どの程度必要かよく分からないですよね。

メモリの容量が多ければ多いほど良いですが、PCの予算が上がり予算外になってしまう場合がありますよね。

スバル

私も動画編集で使うPCを選ぶとき、メモリについてよく分からなく情報を探した経験があります。

この記事を読めば、動画編集で必要なメモリの容量を理解し、動画編集で使うPC探しに役立ててください!

動画編集で必要なメモリのスペックを解説

それでは初めに、動画編集で必要なメモリ容量を解説します。

動画編集で必要なメモリ容量は下記のようになります。

done 動画編集で必要なメモリ容量

  • 8GB ⇒必要最低限欲しいスペック
  • 16GB ⇒ 動画編集を快適に進められる
  • 32GB ⇒ 動画編集を更に快適に進められる
  • 64GB ⇒ モーショングラフィックスなどのアニメーション制作が快適に進められる

上記のようになります。理由は、Adobe Premiere Proなどの利用ユーザーが多く知名度がある動画編集ソフトが下記のようなメモリ容量が必要だからです。

done 利用ユーザーが多く知名度がある動画編集ソフトで必要なメモリ容量

編集ソフト推奨スペック最小スペック
Adobe Premiere Pro・HD メディアの場合は 16 GB の RAM
・4K 以上の場合は 32 GB 以上
8 GB の RAM
Adobe After Effects・HD メディアの場合は 16 GB の RAM
・4K 以上の場合は 32 GB 以上
16 GB の RAM
Wondershare FilmoraHD または 4K動画の場合は、16GB以上8GB RAM
PowerDirector8GB 以上4GB 以上
利用ユーザーが多く知名度がある動画編集ソフト一例(2024年2月28日現在の情報)

上記のように、8GBは最低限欲しいスペックで、16GBあれば妥当、32GBあれば快適に動画編集が進められるというようになっています。

個人の動画編集者で64GB以上のメモリ容量を使用する作業は大抵発生しないでしょう。将来アニメーション制作をしたいと考えているなら、64GBあっても良いと思いますよ。

スバル

私は32GBのメモリで動画編集をしています。32GBでも快適に動画編集を進められていますよ。After Effectsでアニメーション制作もしていて、エフェクトを多く利用した動画は32GBだと少し物足りない感じがします。

必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説

次は、必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説します。

メモリは調べれば調べるほど詳しい情報が出てきます。中には専門用語や業界用語を使って説明しているサイトもあります。

動画編集においてのメモリについては下記の内容を覚えておけば大丈夫でしょう。

done メモリの基礎知識

  • メモリの役割
  • メモリインターフェース
  • メモリ規格

1つずつ解説します。

①メモリの役割

メモリとは、プログラムやデータを記憶・保存をするための装置です。作業台というイメージです。

メモリの容量が大きい、つまり作業台という解釈です。大きいと物がたくさん置けて作業効率が上がりますよね。

逆にメモリ容量が小さい、つまり作業台が小さいということです。物がたくさん置けないので作業効率が落ちてしまいます。

スバル

メモリが不足すると、動画編集ソフトが動作が遅くなったり、場合によってはソフトがフリーズしてしまいます。

このように、メモリはプログラムやデータを記憶・保存しているので動画編集を進められるのです。

メモリインターフェース

メモリインターフェースとは、メモリの形状です。デスクトップPC用のメモリ「DIMM」と、ノートPC用「S.O.DIMM」に分かれます。

「DIMM」と「S.O.DIMM」で形状が異なります。デスクトップ用メモリをノートPC用で使用はできません。

逆にノートPC用のメモリを、デスクトップPCで使用することもできません。

メモリ単体で購入して増設する場合、あなたが使用しているPCに合うメモリを選ぶ必要がありますよ。

スバル

形状が異なるメモリを購入して、返品の対応をするという事にならないように注意してください。

メモリ規格

メモリ規格とは、メモリの世代とも言います。「DDR」と言われDouble Data Rateの略称です。

メモリはPCの進化に合わせてスペックも向上しており、世代が変わるとスペックも大幅に変化します。

DDRの横にある数値が世代を表し、ハイフンの横が動作周波数を指します。

例えば、「DDR5-4800」なら第5世代のDDR規格で4800MHzの動作周波数、「DDR4-3200」なら第4世代のDDR規格で3200MHzの動作周波数です。

世代の数値が大きいほど、新しい世代です。動作周波数の数値が大きいほどスペックが高いですよ。

スバル

特にこだわりがない場合は、動作周波数は気にしなくても大丈夫です。

迷ったら最新の世代のメモリを搭載しているPCを選ぶと良いでしょう。

動画編集でおすすめのPCを紹介

次は、動画編集で使いやすいおすすめPCを紹介します。

おすすめのデスクトップPCを紹介

初めにおすすめのデスクトップPCを紹介します。

done おすすめデスクトップPC①

モデル名G-Tune DG-I7G7S(ホワイトカラーモデル)
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー
GPU(グラフィックボード)NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
基本構成(スペック・仕様)

動画編集を最高スペックで快適に進めたいなら、このデスクトップPCがおすすめです。

CPU、GPU共に最高スペックでエフェクトをたくさん使用した動画の編集も可能です。1920×1080画質の動画ももちろん、4K画質で60fpsの動画も快適に制作できるはずです

メモリ32GB搭載。規格と動作周波数はリンク先のカスタマイズ画面を確認すると標準で実装しているものは第5世代、4,800MHzとなっています。

動画編集だけでなく、アニメーション制作や3DCG、ゲーム制作も快適に行うことができ、理想なPCと言えますよ。

スバル

最高スペックを誇るPCです。このPCならあなたは快適に動画編集を進められ、あなたの可能性は大きく広がりますよ。

done おすすめデスクトップPC②

モデル名G-Tune DG-I7G60
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)  DDR5-4800
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
基本構成(スペック・仕様)

コスパ良く動画編集を快適に行いたいというあなたにおすすめのデスクトップPCです。

先ほどのPCと比べ、GPUのスペックは劣りますがそれでも快適に動画編集が進められます。

メモリは32GB搭載。規格と動作周波数はリンク先のカスタマイズ画面を確認すると、標準で実装しているものは第5世代で4,800MHzです。

コスパが良い分、動画編集のテンプレート素材やプラグインに投資することが可能です。テンプレートやプラグインを使うことで更にクオリティの高い動画が編集できますよ。

スバル

コスパ良く快適に動画編集をしたいならこのPCがおすすめです。コスパが良い分他の機材に投資できるので、あなたの可能性が更に広がりますよ。

done おすすめデスクトップPC

モデル名NEXTGEAR JG-A7G70
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 3070
メモリ(RAM)16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR4-3200
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4) 
基本構成(スペック・仕様)

動画編集を始めてみたいという初心者の方におすすめのデスクトップPCです。

CPU、GPU共にミドルスペックのため、お手頃な価格で手に入れられるメリットがあります。そのため、試しに動画編集をやってみたいという方でも快適に動画編集を進められますよ。

メモリも第4世代でこちらもミドルスペックとなっています。

動画編集を趣味にしたい、動画編集を始める第一歩にしたいというあなたにとっておすすめできるPCですよ。

スバル

動画編集を始めたいというあなたにおすすめのPCです。このPCで動画編集を始めて更なる可能性を引き出してください。

おすすめのノートPCを紹介

次は、動画編集でおすすめのノートPCを紹介します。

done おすすめノートPC①

モデル名DAIV Z6-I7G60SR-A
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
パネル16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
基本構成(スペック・仕様)

カフェなどの外出先、自宅のリビングなどで動画編集をしたいあなたにおすすめのノートPCです。

GeForceと呼ばれるGPUを製造している大手メーカー、NVIDIA® Studioの認定製品ですよ。

高スペックでありながらも軽量でバッテリー駆動時間も長いPCです。その重量は約1.60Kgで2Lのペットボトルよりも軽く、バッテリー駆動時間はおよそ16時間です。

ACアダプタも軽量で重さは約323gです。PC本体とACアダプタを同時に持ち運んだとしても約2Kgという軽さです。

スペックについても、CPUはIntel社のi7の第13世代、GPUも4060で申し分ありません。メモリも第5世代規格で高スペックです。

ストレージについては、動画素材の保存やAdobeのキャッシュ生成機能で1TBは少し物足りないと感じます。リンク先のカスタマイズで2TB以上にしておくことがおすすめですよ。4TBあれば十分でしょう。

軽量かつ高スペックのPCでどこに行っても快適に動画編集ができる、理想のPCとなっています。

スバル

持ち運びに便利なPCで、どこでも快適に動画編集ができるでしょう。このPCでストレスなく編集ができ、あなたの可能性が大きく広がるはずですよ。

done おすすめノートPC②

モデル名G-Tune P6-I7G60BK-A
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ(RAM)16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR4-3200
ストレージ500GB (NVMe Gen4×4)
パネル16型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応)
基本構成(スペック・仕様)

コスパよくノートPCで動画編集をしたいならこのPCがおすすめです。

ゲーミングPCですが、高スペックであるため動画編集も快適に行うことが可能です。CPU、GPUともに高スペックのものを利用。

メモリは第4世代規格を利用しているため、コスパ良く入手することが可能です。

コスパが良い分、動画素材やテンプレート、作業効率化のプラグインに投資することができます。

ストレージは500GBのため、リンク先のカスタマイズで2TB以上に変更しておくことがおすすめですよ。

NVIDIA®のドライバをインストールするときは、クリエイター向けの「NVIDIA® Studio ドライバ」を選択してインストールするとよいでしょう。

スバル

コスパを考えて快適に動画編集をしたいならこのパソコンがおすすめです。コスパ良くPCを手に入れて、動画編集の素材やプラグインにぜひ投資してください。

大容量のメモリで動画編集をするメリットを解説

次は、動画編集でメモリ容量が多いときのメリットを解説します。

メモリ容量が多いことで、快適に動画編集が進められるという大きなメリットがあります。

その理由として、動画編集ソフトやエフェクトなどの処理できる量が増えるからです。

メモリの基礎知識で解説した通り、メモリは作業台というイメージですよ。メモリ容量が増えるという事は、作業台が大きくなるという事です。

スバル

私の場合は過去に6GBのメモリで動画編集をしていた経験があります。6GBのメモリでは動画編集の画面はカクカクし、エフェクトを一つ入れるだけでソフトが止まるという状態でした。

現在は32GBのメモリ容量を持つPCを利用して快適に動画編集を進められ、1本1本の動画のクオリティも向上しました。

動画編集が快適に進められることで下記のようなメリットも得られます。

done 動画編集が快適に進められることで得られるメリット

  • 作業効率が上昇する
  • 様々なエフェクトを使っても快適に動画編集ができクオリティが上がる
  • カクカクして発生するストレスが減る

このように、動画編集で大容量のメモリを搭載することは、あなたの動画編集スキルをレベルアップさせることができるのです。

まとめ:あなたに合った容量のメモリを搭載したPCで、楽しく快適に動画編集を進めよう

今回は、動画編集で必要なメモリのスペック、メモリの基礎知識、大容量のメモリで動画編集をするメリット、動画編集でおすすめのPCを解説しました。

改めて、動画編集で必要なメモリのスペックは下記の通りです。

done 動画編集で必要なメモリ容量

  • 8GB ⇒必要最低限欲しいスペック
  • 16GB ⇒ 動画編集を快適に進められる
  • 32GB ⇒ 動画編集を更に快適に進められる
  • 64GB ⇒ モーショングラフィックスなどのアニメーション制作が快適に進められる

個人の動画編集者の場合は、最大で32GBあれば十分に動画編集が可能です。更にハイクオリティの動画を編集する場合は64GBあっても問題ないでしょう。

動画編集でメモリは、快適に動画編集を進めるための重要な機材です。そのため、PCを購入する際はスペックを妥協しない方が良いですよ。

スバル

動画編集ではメモリの容量以外に、CPUやGPUのスペック、SSDやHDDのストレージ容量も重要です。
CPUやGPUのスペック、SSDやHDDのストレージ容量によって動画編集が快適になるかどうか変わってきます。

あなたに合ったメモリ容量のPCを選び、楽しく充実した動画編集ライフを手に入れてください!

こちらの記事で、メモリ以外にCPUやGPUの解説を解説しています。ぜひこちらの記事も参考にしてください。
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Posted by スバル