動画編集で必要なメモリは16GBでOK


動画編集をするときは、メモリはどのくらいの容量が必要ですか?
多ければよいとは分かっていますが、値段が高いのですよね。制作する動画に分けて詳しく解説して欲しいです!
今回は、このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- そもそもメモリって何?
- なぜメモリ容量は16GBあれば十分なのか
この記事を読んでいるあなたは、「動画編集用のPCを選んでいて、メモリの容量がどのくらい必要か詳しく知りたい」と考えていると思います。
メモリは容量が多ければ多いほどPCの動作が早くなり、サクサク動画を編集することが可能です。しかし、容量を大きくすればするほど金額が膨れ上がってしまいますよね。
結論だけ申し上げますと、ゲーム実況や実写動画、解説動画の編集は、メモリ容量は16GBあれば十分に動画編集をすることが出来ます。ミュージックビデオ等の映像制作を行う際は32GBあればサクサク制作することが可能です。
本記事では、メモリについて詳しく解説。また、ゲーム実況や実写動画の編集、ミュージックビデオ制作に分けて必要なメモリの容量も詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたはメモリについて理解ができ、あなたの編集スタイルに合ったメモリ容量を持つPCを探せるようになりますよ!
そもそもメモリって何?

初めに、メモリについて解説をします。メモリは下記のような機能を持ちます。
データやプログラムを 一時的に記憶する部品で、コンピューターでは 主記憶を担当します。
出典:メモリーとは | PC講座
最終閲覧日:2022/8/15
メモリは一般的に、RAM(ラム)とも言います。
机が分かりやすい例えです。メモリの容量が机の大きさです。学校の課題や仕事をするときに、机の上に教科書やプリントを広げたり、ノートPCや書類を置いたりしますよね。
机が大きければ大きいほど、教科書、プリント、参考書を同時に広げることができます。また、必要な書類を横においてPCで作業も出来るので、作業が捗ると思います。
パソコン上でもソフトウェアやプログラムを開くときに、メモリを机のように利用します。そのため、メモリが大きければ大きいほどPCの作業できる量が増え、PCがサクサク動作します。

逆に、メモリの容量が小さければ小さいほどPCの動作が遅くなってしまうのです。
なぜメモリ容量は16GBで十分なのか?
メモリのについて解説をしたので、次はなぜ動画編集で必要なメモリ容量は16GBで良いのかを解説します。
今回は、ゲーム実況や実写動画、解説動画をAviUtlやAdobe Premiere Proで編集、ミュージックビデオをAdobe After Effectsで制作を行うのを例にします。画面サイズは1920×1080(フルHD)で制作するとします。
それぞれのソフトウェアの最低スペック、推奨スペック、起動時に使用したメモリ容量、編集時に使用したメモリの容量を記載します。
AviUtlは推奨スペックの記載がないので、私が7年~8年間使用した感覚で記載します。
ソフト起動時に使用したメモリ容量、編集(制作)時に使用したメモリ容量は私のPCで計測したものを記載します。
ソフトウェア名 | 最低メモリ容量 | 推奨メモリ容量 | ソフト起動時 | 編集(制作)時 |
AviUtl | 2GB | 8GB | 145MB | 200MB~1GB |
Adobe Premiere Pro | 8GB | 16GB | 973MB | 3GB~5GB |
Adobe After Effects | 16GB | 32GB | 1,174MB | 11GB~15GB |
ゲーム実況や実写動画、解説動画の編集では、ソフトで編集するときは1GB~5GBのメモリ容量を使用します。また、ミュージックビデオを制作するときは11GB~15GBのメモリ容量を使用します。
これらの使用容量により、ゲーム実況や実写動画は16GBのメモリ容量、ミュージックビデオなどの映像制作時は32GBのメモリ容量があればサクサク制作を進めることが出来ます。

補足ですが、Adobe Premiere Proと Adobe After Effectsは環境設定でメモリの使用容量を変更することが出来ます。
また、AviUtlも環境設定で4GBのメモリ容量を使用できるように設定が変更できます。
まとめ:あなたの編集スタイルに合ったメモリ容量を選ぼう
今回は、動画編集で必要なメモリ容量を解説しました。
動画編集では16GB、映像制作では32GBのメモリ容量があれば、あなたは動画編集をサクサク進めることが出来ます。
たくさんの容量必要だと思ってしまうかもしれません。動画や映像を制作するという行為は、PCにそれだけ大きな負荷を与えてます。ソフトウェアの動作の都合上、どうしても大容量のメモリが必要になってしまいます。
メモリは動画編集だけでなく、PCの動作速度にも影響を及ぼします。そのため、PC購入時に予算が許す限り、大容量のメモリを購入することがおすすめです。

どのようなソフトウェアでどのような動画を制作をしたいかを考えると、あなたにとって必要なメモリ容量がみえてくるはずです。
あなたの編集スタイルに合ったメモリ容量を持つPCを購入して、動画編集をサクサク進めてください!
今回の記事のまとめ
- メモリとは
- データやプログラムを一時的に記憶するもので、机が分かりやすい例
- 一般的にRAM(ラム)とも言う
- ゲーム実況や実写動画の編集で必要なメモリ容量(AviUtlやAdobe Premiere Proで編集)
- AviUtlでは最低2GB、Premiere Proでは最低8GB欲しい
- 16GBあれば十分に編集可能
- ミュージックビデオ制作に必要なメモリ容量(Adobe After Effectsで制作)
- 最低16GBは欲しい
- 32GBあれば十分に制作可能
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