動画編集で必要なメモリ(RAM)容量を解説【おすすめPCも紹介】
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動画編集のPCを探していて、動画編集で必要なメモリ容量を調べています。容量が多ければ多いほど良いと聞きますが、実際どのくらいの容量が必要でしょうか?詳しく解説してください!
今回は、このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集で必要なメモリ容量を解説
- 必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説
- 動画編集で必要なメモリ容量を持つおすすめのPCを紹介
- 動画編集でメモリ容量が多いメリットを解説
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、動画編集のPCを探していてメモリの容量を調べています。
動画編集で必要なメモリの容量は、実際どの程度必要かよく分からないですよね。
PCを選ぶときメモリ容量は多ければ多いほど良いですが、高スペックであるほど高額なPCになってしまいます。そのため、PC選びで失敗したくないですよね。
私も動画編集で使うPCを選ぶとき、メモリについてよく分からなく情報を探した経験があります。
結論を先に言いますと、メモリ容量は最低8GBは必要で、32GBあれば快適に動画編集をすることが可能です。64GBあれば申し分ないスペックですよ。
本記事では、8GB以上必要な理由を詳しく解説。また、メモリの基礎知識の解説、おすすめPCもご紹介します。
この記事を読んで、動画編集で必要なメモリ容量を理解し、動画編集で使うPC探しに役立ててください!
動画編集でメモリが8GB以上必要な理由を解説
それでは早速、なぜ動画編集でメモリが8GB以上必要なのかを解説します。
理由は、Adobe Premiere Proなどの利用ユーザーが多く知名度がある動画編集ソフトが下記のようなメモリ容量が必要だからです。
下記は、知名度がある動画編集ソフトを使用するときに必要なメモリのスペックをまとめた表です。
利用ユーザーが多く知名度がある動画編集ソフトで必要なメモリ容量
編集ソフト | 利用方法 | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|---|
Adobe Premiere Pro | 仕事や副業に利用 | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K 以上の場合は 32 GB 以上 | 8 GB の RAM |
Adobe After Effects | 仕事や副業に利用 | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K 以上の場合は 32 GB 以上 | 16 GB の RAM |
Wondershare Filmora | 趣味に利用 | HD または 4K動画の場合は、16GB以上 | 8GB RAM |
PowerDirector | 趣味に利用 | 8GB 以上 | 4GB 以上 |
このように、仕事や副業で利用するAdobeの動画編集ソフトは、メモリが最低8GB以上必要です。
そのため、動画編集では最低でも8GBのメモリ容量は欲しいところです。
PCは動画編集以外にも普段の制作でも利用しますよね。快適に文書作成や計算、動画視聴するためにもメモリ容量は8GB欲しいところです。
PCを購入する際は、動画編集だけでなく普段使いのよいPCを購入することがおすすめですよ。
また、メモリ容量別にどのような動画を制作できるのか、快適に編集できるのかも参考で記載します。
容量別で制作可能な動画(参考)
- 8GB ⇒ ゲーム実況や実写動画など、動画編集を進められる
- 16GB ⇒ 快適に動画編集を進められるだけでなく、簡単なアニメーション制作も可能
- 32GB ⇒ 動画編集もアニメーション制作も快適に制作可能
- 64GB ⇒ 個人の制作で困ることは大抵起こらないスペック
このように、8GBあれば基本的な動画編集が可能です。32GBあれば動画編集だけでなく、動画編集より高単価なアニメーション制作を作成可能ですよ。
個人の動画編集者で64GB以上のメモリ容量を使用する作業は大抵発生しないでしょう。将来アニメーション制作をしたいと考えているなら、64GBあっても良いと思いますよ。
私は64GBのメモリで動画編集をしています。Adobe After Effectsでアニメーション制作もしていて、快適に制作を進められていますよ。
必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説
次は、必要最低限覚えておきたいメモリの基礎知識を解説します。
メモリは調べれば調べるほど詳しい情報が出てきます。中には専門用語や業界用語を使って説明しているサイトもあります。
動画編集においてのメモリについては、下記の知識を覚えておけば大丈夫でしょう。
メモリの基礎知識
- メモリの役割
- メモリインターフェース
- メモリ規格
1つずつ解説します。
①メモリの役割
メモリとは、プログラムやデータを記憶・保存をするための装置です。作業台というイメージです。
メモリの容量が大きい、つまり作業台という解釈です。大きいと物がたくさん置けて作業効率が上がりますよね。
逆にメモリ容量が小さい、つまり作業台が小さいということです。物がたくさん置けないので作業効率が落ちてしまいます。
メモリが不足すると、動画編集ソフトが動作が遅くなったり、場合によってはソフトがフリーズしてしまいます。
このように、メモリはプログラムやデータを記憶・保存しているので動画編集を進められるのです。
メモリインターフェース
メモリインターフェースとは、メモリの形状です。デスクトップPC用のメモリ「DIMM」と、ノートPC用「S.O.DIMM」に分かれます。
「DIMM」と「S.O.DIMM」で形状が異なります。デスクトップ用メモリをノートPC用で使用はできません。
逆にノートPC用のメモリを、デスクトップPCで使用することもできません。
メモリ単体で購入して増設する場合、あなたが使用しているPCに合うメモリを選ぶ必要がありますよ。
形状が異なるメモリを購入して、返品の対応をするという事にならないように注意してください。
メモリ規格
メモリ規格とは、メモリの世代とも言います。「DDR」と言われDouble Data Rateの略称です。
メモリはPCの進化に合わせてスペックも向上しており、世代が変わるとスペックも大幅に変化します。
DDRの横にある数値が世代を表し、ハイフンの横が動作周波数を指します。
例えば、「DDR5-4800」なら第5世代のDDR規格で4800MHzの動作周波数、「DDR4-3200」なら第4世代のDDR規格で3200MHzの動作周波数です。
世代の数値が大きいほど、新しい世代です。動作周波数の数値が大きいほどスペックが高いですよ。
特にこだわりがない場合は、動作周波数は気にしなくても大丈夫です。
迷ったら最新の世代のメモリを搭載しているPCを選ぶと良いでしょう。
動画編集でおすすめのPCを紹介
次は、動画編集で使いやすいおすすめPCを紹介します。
おすすめのデスクトップPCを紹介
初めに、おすすめのデスクトップPCを紹介します。
おすすめデスクトップPC①
モデル名 | DAIV FX-I7G7S |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 SUPER |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 2TB (NVMe Gen4×4) |
本気で動画編集を行いたいならこれ!クリエイターとして本格的に創作活動したいあなたにうってつけのPCです。
ゲーム実況や実写動画の編集だけでなく、アニメーションやモーショングラフィックスなど高度な編集作業を快適に行えるPCスペックとなっています。
動画編集だけでなく、配信やゲーム制作、3DCGなど多岐に渡って創作活動が可能ですよ。
CPU、GPU、メモリのどれも最高のスペックを誇り、あなたの動画編集や創作活動の可能性が大きく広がるはずです。
メモリは32GB搭載しています。カスタマイズ画面で動作周波数が異なるメモリがあります。本記事に記載した通り、あまり気にする必要はないでしょう。
2024年7月現在において上位にあたるスペックを誇り、創作活動において理想なPCと言えますよ。
本格的に動画編集をしたいと考えているあなたにおすすめできるPCです。動画編集だけでなく、クリエイターとしての創作活動も可能にするPCです。このPCであれば、あなたの将来の可能性が大きく広がりますよ。
おすすめデスクトップPC②
モデル名 | DAIV FX-I7G60 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4060 |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
コスパ良く動画編集を快適に進めたい、PC以外のプラグインにも投資したいというあなたにおすすめのPCです。
先ほどのデスクトップPCと比べ、スペックは多少劣ってしまいます。しかし、その分コストを抑えてパソコンを手に入れることが可能ですよ。
スペックが劣ると記載していますが、それでも2024年7月現在において上位のスペックを誇るPCです。このPCでも快適に動画編集を進められるはずですよ。
メモリ規格については、第5世代のものを搭載。こちらも2024年7月現在では最新の規格となっています。
コストを抑えた分、動画編集のテンプレート素材やプラグインに投資することが可能です。テンプレートやプラグインを使うことで快適でクオリティの高い動画を編集できるようになりますよ。
コスパ良く快適に動画編集をしたいならこのPCがおすすめです。コスパが良い分他の機材に投資できるので、あなたの可能性が更に広がりますよ。
おすすめデスクトップPC③
モデル名 | DAIV FM-A5G5A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | AMD Ryzen™ 5 7500F プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
動画編集を始めてみたいという初心者の方におすすめのデスクトップPCです。
2024年7月現在でCPU、GPU共にミドルスペックとなっています。そのため、お手頃な価格で手に入れられるメリットがあります。
動画編集してみたいけど高いパソコンを購入するのは不安に感じる、心配だと思ったあなたは、まずはお得に手に入れることができるPCはいかがでしょうか。
このPCで動画編集で必要な知識や経験を積み、スペックに満足いかなくなったら高スペックPCに乗り換えることがおすすめですよ。
動画編集を始めたいというあなたにおすすめのPCです。このPCで動画編集を始めて更なる可能性を引き出してください。
おすすめのノートPCを紹介
次は、動画編集でおすすめのノートPCを紹介します。
おすすめノートPC①
モデル名 | DAIV Z6-I9G70SR-A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i9-13900H プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4070 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
軽量で持ち運びやすい!カフェなど出先で動画編集をしたいというあなたにピッタリのPCです。
GeForceと呼ばれるGPUを製造している大手メーカー、NVIDIA® Studioの認定製品ですよ。そのため、安心・信頼をして使うことができると思います。
おすすめのポイントは軽量でデザインが良く持ち運びしやすい設計になっている点です。
重量については約1.60kgで2Lのペットボトルよりも軽いPCです。充電ケーブル(ACアダプタ)についても約323gで500mlペットボトルよりも軽い設計ですよ。
大きさについては幅は353.7mm、奥行きは245.3、高さは18.5mmとなっていて、リュックサックに入るサイズ感となっています。
軽量かつリュックサックに入るため、持ち運んでも疲れにくい設計となっています。
更に、バッテリー駆動時間も長いPCです。その時間は約15.5時間で、1日8時間仕事をしてもバッテリーが切れる心配をする必要がありません。
ACアダプタも軽量で重さは約323gです。PC本体とACアダプタを同時に持ち運んだとしても約2Kgという軽さです。
スペックについても2024年7月現在で、上位を誇るスペックです。動画編集だけでなくゲーム制作や3DCG、アニメーション制作を行うことも可能となります。
このように、外出先でもクリエイティブに創作活動が可能な、理想的なPCと言えるでしょう。
ノートPCについては、メモリ容量やストレージの増設がかなり難しい設計です。そのため、スペックについて妥協をしないことがおすすめですよ。
持ち運びに便利なPCで、どこでも快適に動画編集ができるでしょう。このPCでストレスなく編集ができ、あなたの可能性が大きく広がるはずですよ。
おすすめノートPC②
モデル名 | G-Tune E5-I7G60BK-A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-13650HX プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800 |
ストレージ | 500GB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 15.3型 液晶パネル (ノングレア / 240Hz対応) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
コスパ良く自宅のリビングなど動画編集をしたいというあなたにおすすめできるPCです。
ゲーミングPCですが、動画編集を快適に進めることができるスペックを誇ります。2024年7月現在で、上位に当たるスペックです。
重量については約2.09kgで、持ち運ぶときは2Lのペットボトル1本持ち運ぶようなイメージです。
サイズについては、幅が342mm、奥行きは245mm、高さは22.1mmとなっています。
コンパクトではありますが、重量がありカフェなどに持ち運ぶのは大変かと思われます。そのため、あなたの自宅のリビングで動画編集をすることがおすすめです。
バッテリー駆動時間については約6.5時間です。外出時には充電器は必須と思います。
先ほどのPCよりも本体のデザインや重量は劣りますが、コスパ良くお得に高スペックのノートPCを手に入れることが可能です。
そのため、浮いた分の予算を動画編集で使うテンプレートやプラグインの購入に充てることが可能です。サブPCとして利用するのもおすすめですよ。
ノートPCで持ち運べるため、あなたの自宅のどこでも動画編集をすることが可能です。作業部屋での編集につかれたら、気分転換にリビングで動画編集をするのにいかがでしょうか。
ノートPCはメモリやストレージの増設が難しい設計です。こちらのPCはストレージは500GBのため、リンク先のカスタマイズで2TB以上に変更しておくことがおすすめですよ。
NVIDIA®のドライバをインストールするときは、クリエイター向けの「NVIDIA® Studio ドライバ」を選択してインストールするとよいでしょう。快適に動画編集を進められるようになるはずです。
コスパを考えて快適に動画編集をしたいならこのパソコンがおすすめです。コスパ良くPCを手に入れて、動画編集の素材やプラグインにぜひ投資してください。
大容量のメモリで動画編集をするメリットを解説
次は、動画編集でメモリ容量が多いときのメリットを解説します。
メモリ容量が多いことで、快適に動画編集が進められるという大きなメリットがあります。
その理由として、動画編集ソフトやエフェクトなどの処理できる量が増えるからです。
メモリの基礎知識で解説した通り、メモリは作業台というイメージですよ。メモリ容量が増えるという事は、作業台が大きくなるという事です。
私の場合は過去に6GBのメモリで動画編集をしていた経験があります。6GBのメモリでは動画編集の画面はカクカクし、エフェクトを一つ入れるだけでソフトが止まるという状態でした。
現在は32GBのメモリ容量を持つPCを利用して快適に動画編集を進められ、1本1本の動画のクオリティも向上しました。
動画編集が快適に進められることで下記のようなメリットも得られます。
動画編集が快適に進められることで得られるメリット
- 作業効率が上昇する
- 様々なエフェクトを使っても快適に動画編集ができクオリティが上がる
- カクカクして発生するストレスが減る
このように、動画編集で大容量のメモリを搭載することは、あなたの動画編集スキルをレベルアップさせることができるのです。
まとめ:あなたに合った容量のメモリを搭載したPCで、楽しく快適に動画編集を進めよう
今回は、動画編集で必要なメモリのスペック、メモリの基礎知識、大容量のメモリで動画編集をするメリット、動画編集でおすすめのPCを解説しました。
改めて結論を記載しますと、最低8GBは必要で、32GBあれば十分に動画編集をすることが可能です。64GBあれば申し分ないスペックですよ。
また、メモリ容量別にどのような動画を制作できるのか、快適に編集できるのかの参考の表も再度記載します。
容量別で制作可能な動画(参考)
- 8GB ⇒ ゲーム実況や実写動画など、動画編集を進められる
- 16GB ⇒ 快適に動画編集を進められるだけでなく、簡単なアニメーション制作も可能
- 32GB ⇒ 動画編集もアニメーション制作も快適に制作可能
- 64GB ⇒ 個人の制作で困ることは大抵起こらないスペック
このように、スペックが高くなればなるほど編集の幅が広がり、あなたの可能性が広がっていきますよ。
動画編集でメモリは、快適に動画編集を進めるために欠かせない重要な機材です。そのため、PCを購入する際はスペックを妥協しない方が良いですよ。
動画編集ではメモリの容量以外に、CPUやGPUのスペック、SSDやHDDのストレージ容量も重要です。
CPUやGPUのスペック、SSDやHDDのストレージ容量によって動画編集が快適になるかどうか変わってきます。
あなたに合ったメモリ容量のPCを選び、楽しく充実した動画編集ライフを手に入れてください!
こちらの記事で、メモリ以外にCPUやGPUの解説を解説しています。ぜひこちらの記事も参考にしてください。
⇒【おすすめPCも紹介】動画編集で必要なPCスペックを解説