【初心者必見】動画編集の流れを工程ごとに解説
動画編集を始めようと悩んでいますが、どのような流れで進めればよいのか分かりません。私でも理解できるように解説をしてください!
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集を進める流れを解説
- 動画編集時のポイントを解説
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、YouTubeやSNSに動画投稿をしたいと考え、動画編集を始めようとしています。
しかし、どのような流れで動画編集を進めればよいか分からないと思います。
私も動画編集を始めた当初は、どのように何をすればよいのか分かりませんでした。
結論を言いますと、動画編集の流れは人それぞれのため正解はありません。
本記事では、動画を300本以上制作した私の経験のもとで動画編集の流れを解説します。
この記事を読めば、あなたは動画編集の進め方を理解することが出来ますよ!
動画編集時の流れを解説
それではさっそく、動画編集の流れを解説します。下記の手順で進めると作業をしやすいです。
動画編集の流れ
- プロジェクトファイルを作る
- 編集する動画を編集ソフトに読み込む
- 画質(動画のスケールなど)・音量を調整
- 動画のカットをする
- カットした動画の確認
- テロップ・補足メモ・画像やイラスト・図形を挿入
- BGMを入れる
- SE(効果音)を入れる
- 動画の書き出し
- ミスがないか最終確認・修正
私はこのようなステップで動画編集を進めています。一つずつ詳細に解説をします。
プロジェクトファイルを作る
編集を始める際に、画面サイズやフレームレートを決めるプロジェクトファイルを作ります。
このプロジェクトファイル(編集ファイル)で保存や上書きなど編集データの管理を行います。
YouTubeに投稿する際は1920×1080(フルHD)の画面サイズでプロジェクトファイルを制作します。TwitterなどSNSに投稿する際は1280×720でプロジェクトファイルを作ります。
プロジェクトファイルを作る際は、あなたが一目で見て分かりやすい名前にしておくと良いです。
後ほど見て分かりやすいプロジェクトファイル名にしておくと、ファイル管理も行いやすいためです。
プロジェクトファイルを作成するときは、先のことも考えて作ってください。
編集する動画を編集ソフトに読み込む
編集する動画を動画編集ソフトに読み込ませます。タイムラインにも動画を読み込ませておきます。これで動画編集がスタート可能です。
Adobe Premiere Proの場合はプロジェクトのタブ内に動画ファイルだけでなく、イラスト、BGM、SEなども読み込ませることが可能です。編集で使用するファイルすべてを読み込ませておくこと良いですよ。
画質(動画のスケールなど)・音量を調整
画質の調整を行います。動画を投稿する際は基本的に1920×1080で投稿されます。録画データが4Kであったり、1280×720の場合もあります。動画の四隅が切れてしまったりしないように、動画ファイルの画面サイズを調整してください。
Adobe Premiere Proの場合はモーション→スケールで調整が可能です。
また、動画の音量を調整します。音が大きすぎると動画を見た視聴者がビックリしてしまいますし、逆に小さすぎると聞こえないという状態になります。
ヘッドホンやイヤホンをして、あなたの聴き心地の良い音量に調整をしてください。
どのくらいの音量にすればよいか分からない場合は、他の方の動画を参考にしたり、あなたの編集する動画を友人に見てもらったりすることも良いですよ。
動画のカットをする(カット編集)
動画編集で一番大事になってくる部分です。動画の不要な部分を切り取り削除をする作業工程です。
例えば、無言になったシーンや演者が噛んだシーンなどのカットを行います。
別にノーカットでも良いのではと思うかもしれませんが、視聴者にグダグダしてつまらないと感じさせてしまったら見てもらえません。
カットを行う際、視聴者が見たときに話しの流れが理解できるかどうかを意識しながら編集すると良いです。
どうしても話の流れが分からなくなりそうな場合は、テロップで補足することも可能です。この部分にはこの説明文を入れるとメモを取っておくことも良いですよ。
その後の作業工程で、テロップなどを入れる工程があります。カットの時点でこのような画像を入れたいということが閃いたら、予めメモしておくこともおすすめです。
カットした動画の確認
次の工程に進む前に、一度カット編集をした動画を一通り確認してみてください。
動画の尺が長いと感じたり、まだカットできそうな部分を洗い出すことが可能です。逆に、カットしすぎて話の流れが分からなくなったという箇所も出てくる場合もあります。
見直すのがしんどいなと感じたら、BGMを一つ入れ雰囲気を変えて視聴するのもおすすめです。
テロップ・補足メモ・画像やイラスト・図形・映像素材などを入れる
テロップや補足メモ、画像やイラストなどを入れていきます。
演者が話したことに対してテロップを入れて分かりやする、画像などを入れて視聴者がイメージしやすいようにします。
名シーンをより面白くすることもできるので、あなたの腕の見せ所です。
この工程はテロップを入れながら画像を入れる、テロップを全て入れてから画像を入れるように、同時進行でも作業工程を分けても大丈夫です。
慣れないうちは分けた方が良いですが、慣れてきたら同時進行で進めても良いですよ。
BGMを入れる
動画の雰囲気に合わせてBGMを入れていきます。ほのぼのとしたシーン、しんみりしたシーン、白熱したシーンなど様々なシーンが出てきます。
BGMによっては、そのシーンの臨場感を出すことが可能です。逆に、雰囲気を台無しにする場合があります。
あなた好みでシーンに合ったBGMを選曲してください。
SE(効果音)を入れる
テロップの表示するタイミングや、演者の行動に合わせて効果音を入れていきます。
SEを入れることによって、動画にアクセントをつけることが可能です。
例えば、演者が他の演者に突っ込みを入れるときに「バシッ」という殴る効果音を入れると、本当に突っ込みを入れた感覚を視聴者に持たせることが可能です。ゲームオーバーになった時は「チーン」というお鈴の効果音を入れると本当にゲームオーバーになったと一つ笑いを取ることの可能です。
効果音の種類によって名シーンをより面白くすることが可能です。あなたの腕の見せ所ですよ。
動画の書き出し
一通り編集を終えたら動画の書き出しを行います。エンコードやレンダリングという言い方もあります。
H264やProResなどの動画形式で、あなたの編集した動画を1本の動画にまとめます。
プロジェクトファイルのままでは動画の投稿はできません。書き出しという工程を踏んで1本の動画にまとめることで、YouTubeやSNSに1本の動画として投稿が可能になります。
書き出しは動画の尺やエフェクトの量によりますが、1本あたり10分~1時間かかります。席を外すときに書き出しするとよいです。
ミスがないか最終確認・修正、ブラッシュアップ
動画の書き出しを終えたら、一度動画を見返して誤字脱字などミスがないかを確認します。
投稿後にミスを見つけたらもったいないですよね。
また、もっと面白くできる場合もあるので、ミスだけでなく自分の編集をブラッシュアップ可能かということも意識をしておきます。
以上が一通りの流れです。
動画編集時のポイントを解説
編集の流れのほかに、動画編集時のポイントも解説をします。
編集時には下記のポイントを押さえて編集を進めると良いですよ。
動画編集時のポイント
- 編集ファイルは1分に1回など定期的に保存する
- 作業工程ごとに一気に進める
- レイヤーの分割や消去など、よく使うショートカットキーを覚える
それぞれ詳しく解説していきます。
編集ファイルは1分に1回など定期的に保存をする
動画編集はとにかく細かい作業で時間がかかります。その際、ソフトが重くなってフリーズ場合もあります。
例えば、5分カット編集を行いある程度進めたとします。
編集が進んで保存する前に編集ソフトがフリーズしデータが保存されていなかったら、その分の作業がやり直しとなってしまいます。
せっかく進めたのに、やり直しってなったらショックですしやる気もなくなってしまいますよね。私も実際にありました。
編集をやり直しにならないように、1分に1回は編集プロジェクトを保存する、テロップ二つ入れたら保存するというように、こまめにプロジェクトファイルを保存をしてください。
編集ソフトによってはバックアップ機能もありますが、5分に一度であったり、バックアップ保存時に別のウィンドウが出て邪魔という場合もあります。
その点で、こまめに編集ファイルを保存することを推奨します。
作業工程ごとに一気に進める
可能な限り手順通りに進めた方が良いです。特にカット編集は編集の一番大事な部分になるので、カットのみは一度に済ませた方が良いです。
理由としては、二度手間が省けるからです。
例えば、カット編集中にテロップや効果音を入れたとします。その後、テロップを入れた部分をカットした場合、その部分が無駄になってしまいます。
他にも、他の工程を同時進行で行うと頭の中がごちゃごちゃになってしまい、何をどうすればよいか分からなくなってしまいます。
そのため、同時進行は控え作業工程ごとに分けて一気に進めた方が良いです。
私は今でも作業工程ごとに分けて、一気に編集を進めています。
レイヤーの分割や消去など、よく使うショートカットキーを覚える
一番重要な部分でカット編集で動画ファイルの不要なシーンを削除する工程があります。その時に、ショートカットキーを覚えておくと作業効率が上がり、サクサク編集を進めることが可能です。
例えば、Adobe Premiere Proで1時間の動画をカット編集する場合、レーザーツールという機能を使ってカットを行います。機能を変える際はレーザーツールのアイコンを選びます。その際、わざわざアイコンまでカーソルを運んで、カットしたい部分までカーソルを戻すという工程を行うので手間がかかります。
そこで、ショートカットキーを覚えておけば手間を省いてサクサク編集を進めることが可能です。
レイヤーの分割、レイヤーの消去、プロジェクトファイルの上書き保存の3つは最初に覚えておくと良いです。
他のショートカットキーも覚えると作業効率が格段と上がります。しかし、一気に覚えようとすると大変です。
ショートカットキーは編集をしながら少しずつ覚えていくことがいいですよ。
まとめ:動画編集の流れを理解して、あなたの作りたい動画を作ろう
今回は、動画編集の流れと編集時のポイントを解説しました。
編集の流れを理解することで、スムーズにあなたの作りたい動画を作れるようになりますよ。
体系的に動画編集を理解したい場合はスクールに通うことがおすすめです。こちらの記事で、動画編集のスクールについて詳細に解説をしています。スクールに通えば、将来あなたは動画編集を副業にすることも可能ですよ。こちらの記事で詳細に記載しています。
→動画編集でおすすめのオンラインスクール2選
最初にも記載しましたが、動画編集の流れに正解はありません。
たくさんの動画を編集し、あなたの合った動画編集の流れを見つけてください!
本記事のまとめ
- 動画編集の流れ
- プロジェクトファイルを作る
- 編集する動画を編集ソフトに読み込む
- 画質(動画のスケールなど)・音量を調整
- 動画のカットをする
- カットした動画の確認
- テロップ・補足メモ・画像やイラスト・図形を挿入
- BGMを入れる
- SE(効果音)を入れる
- 動画の書き出し
- ミスがないか最終確認・修正
- 動画編集時のポイント
- 編集ファイルは1分に1回など定期的に保存する
- 作業工程ごとに一気に進める
- レイヤーの分割や削除など、よく使うショートカットを覚える