動画編集で必要なCPUのスペックを解説【おすすめPCも紹介】

2023年11月3日動画編集

本記事ではプロモーションを含みます。

悩んでいる人

動画編集で新しくPCを買おうと思っていますが、動画編集でCPUがどの程度のスペックが必要か分かりません。私にでも分かるように解説してください!

今回はこのようなお悩みを解決します。

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  • 動画編集で必要なCPUのスペックを解説
  • IntelとRyzenどちらが良いか
  • 動画編集で必要なCPUが搭載されているおすすめPCを紹介

done この記事の筆者

この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。

この記事を読んでいるあなたは、動画編集用のPCを探していて、動画編集で必要なCPUのスペックを調べています。

CPUのスペックは様々で、実際どのスペックがあればどの程度編集すればよいか分からないですよね。

スバル

私も過去にCPUについてよく分からなくて、たくさん調べた経験があります。

本記事では、動画編集で必要なCPUのスペックを解説します。また、動画編集で必要なCPUのスペックを搭載しているおすすめPCも紹介します。

この記事を読めば、動画編集で必要なCPUのスペックが分かり、動画編集で使うPCが迷わず選べますよ!

動画編集で必要なCPUのスペックを解説

それでは早速、動画編集で必要なCPUのスペックを解説します。

Wondershare FilmoraとPower DirectorではCorei7-4770やRyzen 3 1300X以上のスペックを持つCPUが必要です。

Adobe Premiere Pro、Adobe After EffectsではCore i5 11400FやRyzen 7 2700X以上のスペックであれば動作します。Core i7 12700やRyzen 9 3900以上のスペックがあれば快適に動画編集ができるでしょう。

4K動画を編集する場合は、Core i7 13700KやRyzen 9 5950Xのスペックが欲しいところです。

下記は、知名度がある動画編集ソフト「PowerDirector」、「Wondershare Filmora」、「Adobe Premiere Pro」、「Adobe After Effects」で必要なCPUのスペック一覧です。

動画編集ソフト名CPUの最小スペックCPUの推奨スペック
PowerDirector・Intel Core(TM)iシリーズ以上
・AMD Phenom®Ⅱ以上
AI機能を使用する場合のスペック
・Corei7-4770以上
・AMD A8-7670K、AMD Ryzen™ 3 1200以上
Wondershare FilmoraIntel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHzまたはそれ以上HDおよび4KビデオにはIntel第6世代以降のCPUを推奨
Adobe Premiere Pro・Intel® 第 6 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU
・Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須
・Quick Sync 搭載の Intel® 第 11 世代以降の CPU
・AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU
Adobe After Effects・Intel® 第 6 世代以降の CPU ・AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU 
Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須
・Quick Sync 搭載の Intel® 第 11 世代以降の CPU
・AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU

それぞれの公式ホームページを参照するとこのように記載されています。

スバル

「PowerDirector」、「Wondershare Filmora」は趣味で動画編集をする方向け。「Adobe Premiere Pro」、「Adobe After Effects」は本業や副業でおすすめの動画編集ソフトですよ。

IntelとRyzenではどちらが良いか

次は、どの種類のCPUが良いかを解説をします。CPUの主要メーカーは2社あり「intel(インテル)」社と「AMD」社の2社が現段階でほぼシェアをしています。intel社は「Core i」シリーズを、AMDは「Ryzen」シリーズを販売しています。

結論として、下記のように上げられます。

done IntelとRyzenのCPUどちらが良いか

  • intel → パフォーマンス重視
  • Ryzen → コスパ重視

このような結論になります。それぞれ解説します。

パフォーマンスを重視するならintel社のCPU

パフォーマンスを重視するならintel社の「Core iシリーズ」がおすすめです。CPUごとにAdobe Premiere Proのパフォーマンスを計測している「Puget Systems」社は下記のように比較結果を出しています。

このような結果より、intel社のCPUの方がパフォーマンスが高くなっています。そのため、4Kなど高画質の動画編集やたくさんのエフェクトを使用して動画編集をしたい場合は、intel社のCPUがおすすめですよ。

コスパを重視するならAMD社のCPU

コスパを重視するならAMD社の「Ryzenシリーズ」がおすすめです。

2023年11月3日現在のAmazonでの値段を比較すると下記の通りです。値段については新しいシリーズが出ると値下がりする可能性があるため、最新の値段は自分で調べてみてください。

CPUの種類パフォーマンス
(Puget Systems社の表を参照)
値段
(2023年11月3日、Amazon参照)
コスパ
(パフォーマンス/値段)
AMD Ryzen 9 5900X94554,980円0.017
Corei9-11900K 8コア 3.50 GHz90560,421円0.016
AMD Ryzen 7 5800X84336,555円0.023

AMD Ryzen 7 5800X 8 Coreが一番コストパフォーマンスが高くなっています。そのため、Ryzen社のCPUはコスパ良く使えるという点がポイントですよ。また、Core i9-11900KよりもRyzen 9 5900Xの方がコスパが良いという計算結果になりました。

スバル

CPUは進化し続けているので、中にはIntel社の方がコスパが良いCPUも出てくることもあります。今後の進化に期待ですね。

必要なCPUが搭載されているおすすめPCを紹介

それでは最後は、動画編集で必要なCPUが搭載されているおすすめPCを紹介します。

デスクトップPCとノートPCそれぞれ紹介します。

おすすめのデスクトップPCを紹介

done おすすめデスクトップPC①

モデル名DAIV FX-I7G7A
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー
GPU(グラフィックボード)NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600
ストレージ2TB (NVMe Gen4×4)
基本構成(スペック・仕様)

快適な制作間違いなし!最高スペックで快適に効率よく動画編集をしたいなら、このPCがおすすめです。

動画編集だけでなく、モーショングラフィックスなどのアニメーション制作、3DCGやゲーム制作、実況動画や配信など多岐にわたって創作活動が可能なスペックを持ちます。

CPUは「インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー」を搭載しています。現在販売されているCPUの中でも上位クラスのスペックを誇りますよ。

GPUも「NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Ti SUPER」です。こちらもCPUと同様、現在販売されているGPUの中で上位クラスのスペックを持ちます。

メモリについては32GBで、第5世代の規格でクロック数は4800MHzとなっています。現在販売されているメモリの中でも上位のスペックということです。
カスタマイズ画面を確認すると「 DDR5-5600 」と表記されています。これはクロック数の表記で、数値が小さくなっても読み込み速度にそれほど変化は感じないと思います。64GBにしたいかどうかで判断するとよいでしょう。

ストレージについては1TBです。カスタマイズで2TB以上にすると容量に困ることは無くなると思いますよ。

多岐にわたって制作をすることが可能のため、クリエイターにとって理想となるスペックを持つPCですよ。

スバル

最高のスペックで快適に効率よく動画編集をしたいなら、このPCがおすすめです。このPCがあればほとんどの創作活動も可能で、あなたの可能性が大きく広がるでしょう。

done おすすめデスクトップPC②

モデル名G-Tune DG-I5G6T
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i5-14400F プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060 Ti
メモリ(RAM)16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800
ストレージ500GB (NVMe Gen4×4)
基本構成(スペック・仕様)

コスパもスペックも両方とも重視したいという方におすすめのPCです。

CPUはインテルのCore iシリーズの中でも高スペックな「インテル® Core™ i5-14400F プロセッサー」を搭載。ミドルスペックの中でも上位クラスです。

GPUは「GeForce RTX™ 4060 Ti」を搭載。おすすめデスクトップPC①よりもスペックが落ちますが、それでも動画のレンダリングや3DCGなどGPUを使用するソフトを快適に動作させることが可能ですよ。

メモリは16GBで、第5世代の規格でクロック数は4800MHzです。カスタマイズ画面で「DDR5-5200」にしても、Core i3、i5搭載時DDR5-4800動作となります。メモリ容量を64GBにしたいかどうかで判断をすることがおすすめですよ。

ストレージは500GBで少々物足りないと思います。そのため、カスタマイズで2TB以上にすることがおすすめですよ。

スバル

コスパ良く快適に動画編集をしたいなら、このPCがおすすめです。このPCなら、あなたは快適に楽しく動画編集が進められるはずですよ。

done おすすめデスクトップPC③

モデル名NEXTGEAR JG-A7G70
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 3070
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR4-3200
※2024年4月4日(木)10時59分まで
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4) 
基本構成(スペック・仕様)

動画編集を始めたいけど高額のPCには手を出せないというあなたにおすすめのPCです。ミドルスペックの仕様でお得に手に入れることができますよ。

CPUはAMD社の「AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー」を搭載。CPUのミドルスペックの中で、高スペックでコスパが良いお得なCPUとなっています。

GPUは「GeForce RTX™ 3070」を搭載。2021年に発売されていて、2024年現在はミドルスペックとなっています。それでもなお、動画のレンダリングを快適にしてくれるスペックです。

メモリについては、2024年4月4日(木)10時59分までは32GBのメモリを搭載。規格は第4世代でクロック数は3200MHzです。一つ前の世代のため、お得に手に入れることができますよ。

ストレージは1TBで、カスタマイズで2TB以上にすると容量に困らなくなります。あなたの予算と相談をしてカスタマイズをすることがおすすめです。

高スペックPCは高くて手が出せないというあなたにぴったりのPCになるはずですよ。

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動画編集を始めたいと思った初心者のあなたにおすすめのPCです。ミドルスペックでありますが、十分に動画編集を進められるスペックですよ。

done デスクトップPCを選んだあなたへ

デスクトップPCを選んだ場合は、モニター必要になってきます。こちらの記事で動画編集でおすすめのモニターを厳選して紹介していますよ。ぜひ参考にしてください。
動画編集で使う4Kモニターの選び方を解説【おすすめモニターも紹介】を読む

おすすめのノートPCを紹介

done おすすめノートPC①

モデル名DAIV Z6-I7G60SR-A
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
パネル16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
基本構成(スペック・仕様)

リビングや外出先で大活躍!PCを持ち運んで動画編集をしたいあなたにおすすめのノートPCです。

NVIDIA® Studioが認定した安心と信頼があるクリエイターノートPCです。

重量が約1.60Kgで2Lペットボトルよりも軽い仕様です。そのため、持ち運んでもそれほど重たさを感じないでしょう。

バッテリー駆動時間も約16時間で、充電無しで長時間持ちます。ACアダプタも約323gで軽量となっています。

CPUやGPUの性能、メモリ容量についても文句なしのスペックです。快適に動画編集を進めることができるはずですよ。

ストレージ容量については妥協しない方が良いですよ。ノートPCの場合、SSDの増設は難しいためです。2TB以上あると安心できます。

スバル

高スペックでありながら、軽量でバッテリーの持ちがよいPCとなっています。このPCであれば外出先やリビングなどで大活躍するでしょう。

done おすすめノートPC②

モデル名G-Tune P6-I7G60BK-A
OSWindows 11 Home 64ビット
CPU(プロセッサー)インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー
GPU(グラフィックボード)GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
メモリ(RAM)32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR4-3200
ストレージ1TB (NVMe Gen4×4)
パネル16型 液晶パネル (ノングレア / 165Hz対応)
基本構成(スペック・仕様)

持ち運びをしつつコスパ良くノートPCで動画編集をしたいなら、こちらがおすすめです。

本体重量は約2.34kgで一つ目のノートPCよりも少し重たい仕様です。外出先で持ち運ぶのは大変ですが、リビングで動画編集をするなら気にしなくても大丈夫でしょう。

バッテリー駆動時間は約7.5時間です。約半日程度持ちますが、ACアダプタを持ち運んだ方が安心して動画編集が進められます。

CPUとGPUについては文句なしのスペックです。メモリは第4世代の規格ですが、高スペックであることは間違いありませんl

ストレージについては妥協しない方が良いですよ。ノートPCの場合、後の増設が難しいためです。2TB以上あれば安心できると思いますよ。

スバル

コスパ良くノートPCで動画編集を進めたいなら、このノートPCがおすすめです。このPCなら、リビングなどで動画編集をするときに大活躍するでしょう。

done ノートPCを選んだあなたへ

ノートPCは冷却装置の性能が、本体の性能に追いついていない可能性があります。

そのため、ノートPCが熱を持ち故障につながる可能性が上がってしまいます。

ノートPCを選んだ場合は、ぜひ外付けの冷却ファンも同時購入すると良いですよ。

スバル

私もノートPCで動画編集をしていて、PCが非常に熱くなって心配になった経験があります。外付けファンを使ってから安心して動画編集を進められるようになりました。

まとめ:あなたに合ったCPUを搭載したPCで動画編集をしよう

今回は、動画編集で必要なCPUのスペックを解説しました。また、動画編集で必要なCPUのスペックを搭載したPCも紹介しました。

動画編集でCPUは大切ですが、CPUだけでなくGPU(グラフィックボード)、メモリ(RAM)、ストレージも大切です。

スバル

動画編集はCPUのスペックだけでなく、GPUとメモリ、ストレージ容量によって快適に動画編集ができるかどうか変わってきますよ。

PCは一度購入したら5年から10年は使うでしょう。そのため、スペックを妥協しないことも大切です。高スペックのPCはあなたの動画編集作業を快適にし、可能性を広げてくれますよ。

こちらの記事で、動画編集で使うパソコンの選び方を詳しく解説しています。コスパが良い別のおすすめパソコンも紹介していますのでぜひ読んでみてください。
こちらから読めます→動画編集で使うパソコンの選び方を解説【おすすめPCも紹介】を読む。

あなたに合ったPCを選んで、充実した動画編集ライフを送れるようになってください!

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Posted by スバル