【おすすめPCも紹介】動画編集で必要なPCスペックを解説
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動画編集で使うPCのスペックを調べています。しかし、動画編集を行うのにどの程度のスペックが必要か分かりません。PC初心者の私にでも分かるように解説してください!
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集で必要なPCスペックを解説
- 動画編集でおすすめのPCの紹介
- 高スペックのPCを購入するメリットを解説
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、「動画編集を快適にするためにPCを買い替えたい」、「動画編集を始めるためにPCを購入したい」と考え、動画編集に必要なPCのスペックを調べています。
しかし、PCのスペックについてを調べるほど、情報がたくさん出てどの程度のスペックが必要か分からなくなってしまいますよね。
PCのスペックは様々で、結局どの程度必要か分からないですよね。私も分からなくなった経験をしています。
また、PCは高価で一度購入したら5年程度使用する、動画編集以外でもゲームやアニメ・映画鑑賞など趣味でも使用すると思います。そのため、失敗したくありませんよね。
そこで本記事では、動画編集で必要なスペックを徹底解説します。
また、動画編集で高スペックPCを使用するメリット、動画編集でおすすめのPCも紹介します。
この記事を読めば、動画編集で必要なPCのスペックが理解でき、あなたに合ったPCも必ず見つかりますよ!
動画編集に必要なPCのスペックを解説
それでは早速、動画編集で必要なPCのスペックを解説します。動画編集で必要なスペックは下記の通りです。
動画編集で必要なスペック
名称 | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
CPU(プロセッサー) | Intel Core i7 第11世代 以上 Ryzen 7000シリーズ以上 | Intel Core i5 第11世代 以上 Ryzen 5000シリーズ以上 |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 2060 以上 | GeForce GTX1660 SUPER 以上 |
RAM(メモリ) | 16GB以上 | 8GB以上 |
ストレージ(SSD、HDD) | 2TB以上 | 500GB |
最低スペックは最低限必要なスペックで初心者向け、推奨スペックは快適に動画編集をするための中級者以上向けのスペックです。
最小スペックであれば、趣味で使用される動画編集ソフト、AviUtlやPower Director、Wondershare Filmoraを快適に使用できます。
推奨スペックであれば、副業が可能で上級者向けのソフトAdobe Premiere Pro、Adobe After Effects、DaVinci Resolveも快適に使用できます。
ちなみに、今取り上げた動画編集ソフトは有名で使いやすい動画編集ソフトですよ。
1つずつ詳しく解説をします。
CPU(プロセッサー)で必要なスペック
CPUは、「Intel Core i7 第11世代以上」、「Ryzen 5シリーズ、第4世代」のスペックがあれば快適に動画編集を進めることができます。
下記は、有名で使いやすい動画編集ソフトのCPUの推奨スペックです。
編集ソフト | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
Adobe Premiere Pro | ・Quick Sync 搭載の Intel® 第 11 世代以降の CPU ・AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU | ・Intel® 第 6 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU ・Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須 |
Adobe After Effects | Quick Sync 搭載の Intel® 第 11 世代以降の CPU ・AMD Ryzen™ 3000 シリーズ/Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU | ・Intel® 第 6 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 1000 シリーズ以降の CPU ・Advanced Vector Extensions 2(AVX2)サポートが必須 |
Wondershare Filmora | HDおよび4KビデオにはIntel第6世代以降のCPUを推奨 | Intel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHzまたはそれ以上 |
PowerDirector | AI機能を使用する場合のスペック ・Corei7-4770以上 ・AMD A8-7670K、AMD Ryzen™ 3 1200以上 | ・Intel Core(TM)iシリーズ以上 ・AMD Phenom®Ⅱ以上 |
このように、「Intel Core i7 第11世代」以上のスペックがあれば快適に動画編集ができますよ。
GPU(グラフィックボード)
GPUはGeForce RTX 2060 以上あれば快適に動画編集を進めることが可能です。
下記は、有名で使いやすい動画編集ソフトのGPUの推奨スペックです。
編集ソフト | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
Adobe Premiere Pro | ・HD および一部の 4K メディアの場合は 4 GB の GPU メモリ 4K 以上の場合は 6 GB 以上 | 2 GB の GPU メモリ |
Adobe After Effects | ・HD および一部の 4K メディアの場合は 4 GB の GPU メモリ ・4K 以上の場合は 6 GB 以上 | 4 GB の GPU メモリ |
Wondershare Filmora | HDまたは4K動画の場合は、4GB以上が必要 | Intel HD グラフィックス5000またはそれ以上;NVIDIA GeForce GTX 700 またはそれ以上;AMD Radeon R5またはそれ以上。2 GB vRAM |
PowerDirector | NVIDIA ビデオ/オーディオ ノイズ除去、ルームエコー除去: NVIDIA GeForce RTX 2060、NVIDIA Quadro RTX 3000、NVIDIA TITAN RTX 以上。 | 通常動画: 128MB 以上の VRAM。 360 度動画: DirectX 11 に対応。 AI プラグイン: 2GB 以上の VRAM。 |
このように、GPUはGeForce RTX 2060 以上あれば快適に動画編集を進めることが可能です。
RAM(メモリ)
RAM(メモリ)は16GB以上あれば快適に動画編集ができます。
下記は、有名で使いやすい動画編集ソフトのメモリの推奨スペックです。
編集ソフト | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
Adobe Premiere Pro | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K 以上の場合は 32 GB 以上 | 8 GB の RAM |
Adobe After Effects | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM ・4K 以上の場合は 32 GB 以上 | 16 GB の RAM |
Wondershare Filmora | HD または 4K動画の場合は、16GB以上 | 8GB RAM |
PowerDirector | 8GB 以上 | 4GB 以上 |
このようなメモリ容量が必要です。16GBあれば問題なく動画編集ができるでしょう。
ストレージ(SSD、HDD)
ストレージは2TB以上あると便利です。
下記は、有名で使いやすい動画編集ソフトで必要なストレージ容量です。
編集ソフト | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
Adobe Premiere Pro | ・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD ・メディア用に追加の高速ドライブ | ・8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要 ・メディア用に追加の高速ドライブ |
Adobe After Effects | ・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD ・メディア用に追加の高速ドライブ | ・8 GB 以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要 ・メディア用に追加の高速ドライブ |
Wondershare Filmora | SSD-ソリッド・ステート・ドライブ推奨 | 最低10GBのHDD空き容量が必要 |
PowerDirector | 11GB以上 | 10GB |
また、2TB以上あると便利な理由は、ソフトのインストール以外にもあります。その内容は下記の通りです。
2TB以上あると便利な理由
- 動画編集で使用する素材の保存するため
- 動画編集ソフトのキャッシュ保存して、スムーズに動画編集を進めるため
- クライアントから受け取ったデータ、納品データの保存しておくため
このように、データを長期的に保存しておく必要があるためストレージは2TB以上あると便利ですよ。
ストレージが少なくなったとき
PCのストレージの容量に応じて、外付けSSDやHDDの購入をおすすめします。
下記の外付けHDDがおすすめです。高速転送可能で、音も静か外付けHDDですよ。
動画編集で使いやすいおすすめPCの紹介
動画編集で必要なPCのスペックを解説したので、次はおすすめのPCを紹介します。
どのパソコンも快適に動画編集を進めることができますよ。
おすすめのデスクトップPCを紹介
おすすめデスクトップPC①
モデル名 | DAIV FX-I7G6T |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-14700KF プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4060 Ti |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
最高スペックで快適にクオリティの高い動画を編集したいあなたにおすすめのPCです。
ゲーム実況や実写動画などの動画編集だけでなく、CMやプロモーションビデオ、ミュージックビデオのアニメーション制作も可能ですよ。
高スペックであるため、動画編集を快適に効率よく進めることが可能となります。演出にこだわってエフェクトをたくさん入れても画面がカクカクすることは少ないでしょう。
そのため、あなたはストレスなく動画編集ができるでしょう。
PC内の排熱についても、効率よく排熱可能な設計となっています。動画編集はPCに大きく負荷をかけるため、熱が心配になってしまうかもしれません。
こちらのPCを使用すれば、排熱についても心配なく使用ができますよ。
国内で開発、国内で製造、1台1台丁寧に組み立てている受注生産のため、安心してパソコンを利用することができるでしょう。(一部モデルは海外製造をしています)
安心と信頼をもって快適にクリエイター活動を進められる、あなたにとって最高の1台になるはずですよ。
ストレージについては初期では1TBのSSDになっています。データの管理や素材収集、編集ソフトのキャッシュ生成で、1TBだと容量がすぐに足りなくなる可能性があり、カスタマイズ画面で2TB以上にすることがおすすめですよ。
動画編集を快適に進めたい、クオリティの高い動画を編集したいというあなたにおすすめのPCです。動画編集以外にもアニメーション制作やCG制作も可能なスペックですよ。
おすすめデスクトップPC②
モデル名 | DAIV FX-I7G60 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-14700F プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4060 |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
コストを抑えながらも、高スペックなPCで動画編集をしたいあなたにおすすめのPCです。
おすすめPCよりもGPUのスペックを落とし、メモリ容量を削減を行いコストを抑えたPCとなっています。そのため、おすすめPCよりも安く入手することが可能ですよ。
GPUのスペックを落としたと記載しましたが、このスペックでも3DCGの素材作成において十分なパフォーマンスを出すスペックを誇ります。
メモリについては16GBですが、このスペックでも十分に動画編集を進めることが可能ですよ。ただし、動画のエンコードについて、おすすめPC①よりも多少時間がかかってしまうかもしれません。
PCのコストを抑えられる分、動画編集ソフトや有料の編集素材を購入、編集効率を上げるプラグインに予算を充てることが可能です。
PCをコスパ良く手に入れて、その他の機材や素材、プラグインなどに予算を充てたいというあなたに打ってつけのPCですよ。
コスパよく動画編集を行いたいあなたにおすすめのPCです。残りの予算で、動画編集を更に快適にする素材やプラグインを購入し、効率よく動画編集を進めてください!
おすすめデスクトップPC③
モデル名 | mouse MH-A5G5A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | AMD Ryzen™ 5 7500F プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-5200 |
ストレージ | 500GB (NVMe Gen4×4) |
ミドルスペックでお得に動画編集を始めたい、動画編集初心者だから手軽に始めてみたいというあなたにおすすめのPCです。
2024年6月現在において、ミドルスペックのPCパーツを利用しているため、コスパ良くお財布にやさしいPCとなっています。
CPUについては、AMD社のRyzenを採用しています。Intel社のCPUよりもコスパが良いPCパーツですよ。
GPUについても、GeForce RTX 40シリーズが販売している中、GeForce RTX 30シリーズを搭載。こちらも2024年6月現在ではミドルスペックのため、お得に手に入れることが可能です。
上記2つのPCより快適さは劣ってしまう可能性はあります。しかし、低予算で動画編集用のPCを手に入れることができますよ。
動画編集を趣味でやりたいからPCに予算をあまりかけたくない、初心者で試しに動画編集をしてみたいというあなたにピッタリの1台となるはずですよ。
ストレージについては、初期実装では500GBとなっています。収録した映像や素材などの保存により容量が不足する可能性があるため、カスタマイズ画面で1TB以上にすることがおすすめですよ。
コストを必要最小限に抑えて動画編集を行いたいあなたにおすすめのPCです。Adobeの動画編集ソフトも動作するので安心して動画編集が行えるでしょう。
おすすめのノートPCを紹介
おすすめノートPC①
モデル名 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
軽量で持ち運びやすく外出先で大活躍!高スペックなノートPCで動画編集をしたいあなたにおすすめのノートPCです。
Geforceと呼ばれるGPUを開発している、NVIDIA Studioの認定製品です。そのため、信用・信頼して利用できるノートPCですよ。
デスクトップPCと同様に、ゲーム実況や実写動画などの動画編集だけでなく、CMやプロモーションビデオ、ミュージックビデオのアニメーション制作も可能です。
重量は約1.60kgで2Lペットボトルよりも軽量。ボディについても約18.5mmという薄さを誇ります。バッテリーは約16.0時間持ちます。
つまり、持ち運びしやすい仕様で、外出先での利用に特化したノートPCと言えるでしょう。出張先やカフェで活躍すること間違いなしと思われます。
ノートPCと聞くと冷却や排熱性能が心配になると思います。こちらのノートPCでは、リキッドメタルと呼ばれる熱伝導に優れたグリスを利用しています。
そのため、発熱を効率よくヒートポンプに伝導させられるため、排熱性能にも優れていますよ。
自宅に据え置くデスクトップPCでは動画編集は難しいが、どこでも持ち運べるノートPCであれば動画編集ができるというあなたにおすすめできるノートPCです。
ノートPCではSSDなど、ストレージの増設が難しい設計になっています。そのため、ストレージ容量については妥協しないことがおすすめです。
そのため、ストレージ容量をカスタマイズで2TB以上のSSDを搭載することがおすすめですよ。編集ソフトの容量やキャッシュ生成、動画素材の管理で容量が不足してしまうのを防ぐためです。
ノートPCで快適に動画編集を進めたいなら、このPCがおすすめです。高スペックでありつつ軽量で持ち運びやすく、出張先やカフェなどの外出先で大活躍するはずですよ。
おすすめノートPC②
モデル名 | G-Tune E5-I7G60BK-A |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU(プロセッサー) | インテル® Core™ i7-13650HX プロセッサー |
GPU(グラフィックボード) | NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) DDR5-4800 |
ストレージ | 500GB (NVMe Gen4×4) |
パネル | 15.3型 液晶パネル (ノングレア / 240Hz対応) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
自宅のリビングなど、作業部屋以外で快適に動画編集を行いたいあなたにおすすめのノートPCです。
こちらのPCスペックでも、ゲーム実況や実写動画などの動画編集だけでなく、CMやプロモーションビデオ、ミュージックビデオのアニメーション制作も可能ですよ。
ノートPCのため、持ち運びさえできればどこでも動画編集をすることが可能です。
作業部屋での編集に飽きたら、リビングで気分転換に、ベランダで風を感じながらなど、あなたの好きな場所で動画編集を進めることができますよ。
本体重量が約2.09kgで、おすすめノートPC①よりも多少重たい仕様です。カバンに入れて持ち運ぶ際は少々大変かもしれません。
バッテリー駆動時間は約 6.5時間で外出先でもACアダプターがあった方が便利でしょう。
また、PCの画面(パネル)については、240Hzを採用されています。そのため、動画編集だけでなくFPSなどのゲームも快適にプレイができるでしょう。
自宅の様々な場所で動画編集をしたい、外出先で動画編集をしたいというあなたにピッタリのPCとなるはずですよ。
自宅のリビングなど、様々な場所で動画編集をしたいあなたにおすすめのノートPCです。こちらのPCも高スペックですので、ノートPCで快適に動画編集を進められるはずですよ。
ノートPCを購入した方へ
ノートPCには外付けファンが必須です。動画の制作中にPCに熱がこもり、熱でPCが故障する可能性があります。
私はノートPCで動画編集をすることがあります。PCが非常に熱くなり不安に追加で購入しました。買って良かったと思っています。
こちらの世界的に有名なCooler Master社の外付けクーラーがおすすめですよ。
高スペックのPCを購入するメリット
それでは最後に、高スペックのPCを使用するメリットを解説します。高スペックPCを使用するメリットは下記の通りです。
高スペックのPCで動画編集をするメリット
- 作業が快適になり、作業効率が大幅に上昇する
- 動画のクオリティが上がる
- レンダリングが早くなり、待ち時間が減る
- ストレスが減る
一言で表すと、高スペックPCは動画編集が快適になり、クオリティが上がるメリットがあります。それぞれを解説していきます。
作業が快適になり、作業効率が大幅に上昇する
メリット一つ目は、作業が快適になり、作業効率が大幅に上昇することです。
作業が快適になり、効率が上がる内容として例えば下記の通りです。
作業が快適になり、効率が上がる内容(一例)
- 動画編集ソフトの起動が早くなる
- 編集ソフトのプレビュー画面の読み込みが早くなる
- エフェクトをたくさん入れてもカクつきが少なくなる
このように、高スペックPCに変えると、動画編集の作業効率に関わる内容が改善され効率アップすることが可能です。
たかが数秒変わるだけじゃんと考えるかもしれませんが、この数秒の積み重ねで大きな効率アップにつながりますよ。
動画のクオリティが上がる
メリット二つ目は、動画のクオリティが上がることです。クオリティが上がる理由は下記の通りです。
クオリティが上がる理由
- エフェクトをたくさん入れても快適に動画編集が進められる
- 同じクオリティでも、作業が効率化され動画を完成させる時間が短くなる
エフェクトをたくさん入れても快適に編集が進められることについては、PCの処理能力が上がり読み込み速度が上がるためです。
また、PCの処理能力がアップして作業効率が上がり、同じクオリティでも制作時間が短くなります。
編集時間が短縮されることもクオリティアップと言えますよ。
1本10時間かけて編集していたが8時間に短縮されたとします。40時間編集をしたら1本分の差が出てますよね。
副業であれば、その1本分収入のプラスになりますよ。
このように、高スペックPCは動画のクオリティをアップすることができますよ。
レンダリング・エンコードが早くなり、待ち時間が減る
メリット3つ目は、レンダリング・エンコード時間が短くなり、待ち時間が削減されます。
動画編集で言うレンダリングとは、編集時に映像に加えたテロップ、効果音やBGM、イラストなどの素材を一つにまとめる意味を持ちます。
エンコードとは、レンダリングした動画を別の形式に変換し圧縮するという意味です。
このレンダリングとエンコードの作業を行っているときは、PCに大きな負荷がかかりますよね。場合によっては、他の作業もできないほどPCに負荷がかかります。
つまり、レンダリングとエンコードを行っているときは、何も作業ができず待っているという状況です。
映画やアニメ、他の動画を視聴してインプットをするという、余暇を楽しむという時間の使い方もありますが、結局待ち時間に変わりはありません。電気代もかかりますよ。
仮に、レンダリングに30分かかるとします。1回目のレンダリングで30分、試写をして修正を見つけたら再度レンダリングをして30分、というように2回のレンダリングだけで1時間要してしまいます。
場合によってはレンダリングだけで1日が終わってしまったとなり、もったいないですよね。
高スペックPCであれば、その待ち時間を削減し快適に作業ができるようになりますよ。
NVIDIA社によるCPUとGeForceでかかるレンダリング時間比較
GPUで有名なNVIDIA社はCPUとGeForceでのレンダリング時間を比較しています。
GeForceを搭載しているPCでレンダリングをすると、CPUでレンダリングするときよりも最大5倍の速度になっています。
詳細はこちら→Adobe Premiere Pro の GPU で高速化された書き出しでコンテンツ クリエイターの作業がより迅速に | NVIDIA
このように、高スペックPCで動画のレンダリングやエンコードを行うことで、かかる時間が削減されるのです。
ストレスが減る
高スペックPCを使うと、あなたのストレスが減ります。
ストレスが減る理由として、これまで記載した通り、作業が快適になり効率よく編集が進められるからです。
そもそも、動画編集でストレスがたまる理由として下記の理由があります。
動画編集でストレスがたまる理由
- プレビュー画面の読み込みが遅い
- エフェクトを入れるとカクカクする
- レンダリングやエンコードに時間がかかる
このように、作業効率を下げてしまったり動画編集で待ち時間があるため、編集集にイライラしてストレスが溜まってしまいます。
私もスペックが低いPCを使用していたとき、読み込み速度が遅かったり画面がカクカクしてストレスがたまりイライラした経験が何度もあります。
高スペックパソコンは、読み込み速度が上がり画面のカクつきが減り作業が快適になります。そのため、ストレスなく動画編集を進めることができますよ。
まとめ:あなたに合ったPCスペックで快適に動画編集を進めよう!
今回は、動画編集を行うときに必要なPCスペック、おすすめのPCの紹介、高スペックPCで動画編集を行うメリットを解説しました。
改めて、動画編集で必要なスペックは下記の通りです。
名称 | 推奨スペック | 最小スペック |
---|---|---|
CPU(プロセッサー) | Intel Core i7 第11世代 以上 | Intel Core i5 第11世代 以上 |
GPU(グラフィックボード) | GeForce RTX 2060 以上 | GeForce GTX1660 SUPER 以上 |
RAM(メモリ) | 16GB以上 | 8GB以上 |
ストレージ(SSD、HDD) | 2TB以上 | 500GB |
何度も記載しますが、高スペックのPCは動画のクオリティが上がる、作業効率が上がるなどメリットしかありません。
高スペックPCは高くて買いづらいと思うかもしれません。しかし、高スペックPCはあなたの動画編集者としての可能性を大きく広げる投資です。
PCは一度購入したら4~5年は使うので、スペックは妥協せず選ぶことがおすすめです。実際に私も、高スペックのPCを使うようになってから動画のクオリティが上がりました。
副業の場合クオリティが上がると1本の単価が上がります。元もすぐに取れてしまうでしょう。
趣味でインターネットに動画投稿をしたい場合は、PCを変える前と比べ毎月1本多く動画が投稿できるでしょう。
高スペックPCはあなたに豊かな生活をもたらします。そのため、高額になってもPCのスペックは妥協しないことがおすすめですよ。
あなたに合ったPCのスペックで動画編集を行い、充実した動画編集ライフを送ってください!
デスクトップPCを選んだ方へ
デスクトップPCにはモニターが必要です。動画編集に合ったモニターを記事にまとめました。
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