動画編集で使うモニターのリフレッシュレートは60HzでOK
動画編集用のモニターを探しています。どの程度のリフレッシュレートがあれば、動画編集に支障をきたさないのでしょうか?
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- そもそもリフレッシュレートとは何か
- リフレッシュレートとフレームレートの関係性
- なぜ60Hzで十分なのか
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を見ているあなたは、「動画編集用モニターを探していて、リフレッシュレートについて詳しく知りたい」と考えていると思います。
しかし、モニターによってリフレッシュレートが異なっているため、どのモニターを選べば良いか分からないですよね。
結論だけ申し上げますと、動画編集の場合はリフレッシュレートは60HzあればOKです。
ゲーム実況や実写動画の編集、ミュージックビデオ制作でも60HzあればOKですよ!
本記事では、リフレッシュレートについてを詳しく解説。また、なぜ60Hzで良いかも解説します。
この記事を読めば、あなたはリフレッシュレートについて理解ができ、あなたに合ったモニターを見つけることが出来ますよ!
そもそもリフレッシュレートとは何か
初めにリフレッシュレートとは何かを詳しく解説します。
リフレッシュレートとは下記のとおりです。
リフレッシュレート(垂直走査周波数)とは、液晶ディスプレイの画面全体が1秒間に何回更新されるかを示す数値で単位はHz(ヘルツ)で表されます。 60Hzであれば1秒間に60回画面が更新されていることを示し、数値が大きいほど映像を滑らかに表示させることができます。
出典:液晶ディスプレイのリフレッシュレートとフレームレートについて | パソコン工房 NEXMAG
(最終閲覧日:2022/03/14)
つまり、下記のような解釈です。
- 60Hz⇒1秒間に60回画面が書き換わる
- 120Hz⇒1秒間に120回画面が書き換わる
- 144Hz⇒1秒間に144回画面が書き換わる
例えば、マウスカーソルを動かしたときにカクカク動くか、ヌルヌル動くかの違いです。
このように、リフレッシュレートの数値が高ければ高いほど、画面が滑らかに動きます。
FPS系のゲームだとリフレッシュレートが高ければ高いほど、エイムが合わせやすくなり有利ですよ。
リフレッシュレートとフレームレートの関係性
次は、リフレッシュレートとフレームレートの関係性を解説します。
フレームレートとは
動画編集をするときに、「29.97fps」、「30fps」、「60fps」というワードを、あなたは聞いたことがありますよね。
これをフレームレートと言い、フレームレートは下記の意味を持ちます。
フレームレート(fps)とは、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示すの単位のこと。fpsは「frames per second」の略です。
出典:フレームレート(fps)とは?動画別のおすすめ設定を解説|ビジネストレンド|キヤノン
(最終閲覧日:2022/03/14)
つまり、下記のように解釈が出来ます。
- 29.97fps⇒1秒間に29.97枚の画像が流れる
- 30fps⇒1秒間に30枚の画像が流れる
- 60fps⇒1秒間に60枚の画像が流れる
このように、動画で1秒間に流れる画像の枚数のことをフレームレートと言います。
リフレッシュレートとフレームレートの関係性
リフレッシュレートとフレームレートの意味を踏まえた上で、リフレッシュレートとフレームレートの関係性を解説します。
リフレッシュレートとフレームレートの関係性について下記のとおりです。
- 120Hzのモニターで60fpsの映像を見る⇒60Hzのモニターと同じ映像
- 60fpsの映像を144Hzのモニターで見る⇒60Hzのモニターと同じ映像
このように、モニターのリフレッシュレートとフレームレートによって映像の滑らかさが変わってきます。
なぜ60Hzで十分なのか
リフレッシュレートとフレームレートの関係性を踏まえた上で、なぜ60Hzで十分なのかを解説します。
ゲーム実況や実写動画は30fps~60fps、ミュージックビデオでは30fpsが主流となっています。
また、YouTubeやニコニコ動画、SNSで動画投稿をするとき、現段階で最大60fpsの動画が投稿可能です。
逆に、動画を120fpsで制作したとしても、30fpsか60fpsに変換されて投稿されます。
インターネット上で60fpsまでの動画が投稿可能のため、リフレッシュレートが60Hzのモニターがあれば良いということです。
まとめ:動画編集用モニターのリフレッシュレートは60HzでOK
今回は、動画編集用モニターのリフレッシュレートについて解説しました。
冒頭にも記載したように、60Hzのモニターを利用すれば、あなたは支障をきたさずに動画編集をすることができます。
モニターに関する知識を増やして、あなたに合った動画編集モニターを見つけてください!
今回の記事のまとめ
- リフレッシュレートとは
- 液晶ディスプレイの画面全体が1秒間に何回更新されるかを示す数値
- 60Hz⇒1秒間に60回画面が書き変わる
- 120Hz⇒1秒間に120回画面が書き換わる
- リフレッシュレートとフレームレートの関係性
- 120Hzのモニターで60fpsの映像を見る⇒60Hzのモニターと同じ映像
- 60fpsの映像を144Hzのモニターで見る⇒60Hzのモニターと同じ映像
- なぜ60Hzで十分なのか
- ゲーム実況や実写動画は30fps~60fps、ミュージックビデオでは30fpsが主流のため
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