動画編集はオワコン?今後の需要や将来性が高い理由を解説
動画編集者はオワコンという噂をよく聞きます。本当にオワコンなのでしょうか?詳しく解説してください!
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集がオワコンではない理由を解説
- 動画編集がオワコンと言われる理由を解説
- オワコン動画編集者にならない方法を解説
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、動画編集がオワコンという言葉を耳にし、本当にオワコンなのか疑問に感じています。
こういうことを聞くと不安になりますよね。
結論を言いますと、動画編集はオワコンではありません。
今回はオワコンではない理由を解説します。また、オワコン動画編集者にならない方法も詳しく解説。この記事を読めば、あなたの不安が必ず解消しますよ!
動画編集がオワコンではない理由を解説
それでは早速動画編集がオワコンじゃない理由を解説します。オワコンではない理由は下記の通りです。
動画編集がオワコンではない理由
- 動画配信市場に将来性がある
- 動画の視聴時間が増えている
一つずつ解説をします。
①動画配信市場に将来性がある
オワコンではない理由一つ目は、動画配信市場に将来性があるという事です。
PR TIMESにて一般財団法人デジタルコンテンツ協会は(DCAJ)が発行した、「動画配信市場調査レポート2023」によると、2022年の動画配信市場規模を4,530億円と発表しました。前年度比で107%となっています。
2022年の動画配信市場規模(参考)
視聴者の関心を引くコンテンツが増え動画配信サービスの利用が広がる他、ライブ配信が成長のトレンドを維持しています。2027年には5,670億円まで動画配信市場規模が伸びると推計されています。
コロナ禍によって、オンラインライブなどによりライブ配信でも楽しめるようになったと感じますよね?
「動画コンテンツの需要が伸びる→動画コンテンツをたくさん作る→コンテンツを編集する人が必要→多くの動画編集者の技術が必要」というようになるでしょう。
また「動画コンテンツの需要が伸びる→動画コンテンツをたくさん作る→コンテンツの中に流す動画広告が増える→動画広告を制作する動画編集者の技術が必要」とも考えられます。
②動画の視聴時間が増えている
オワコンではない理由二つ目は、動画の視聴時間が増えているということです。
ニールセン デジタル株式会社が発表したスマートフォンからの動画サービス利用状況によると、動画視聴の月間平均利用時間は2015年から2019年にかけて約4倍伸びました。
YouTubeやAmazon Prime、AMEBA、Netflixなど、動画を見る時間が増えたと感じると思います。また、動画配信サービスの広告もたくさん見るようになったと感じませんか?
4年前のデータではありますが、今後5Gの発展により更に動画の視聴時間が増加するでしょう。
「動画の視聴時間が伸びる→動画コンテンツがたくさん必要→動画編集者の技術が必要」や「YouTube等で動画の視聴時間が伸びる→コンテンツ間に流す動画広告が増える→動画広告を制作する動画編集者が必要」という将来があると考えられます。
動画編集がオワコンと言われる理由を解説
次は、動画編集がオワコンと言われる理由を解説します。オワコンと言われる理由は下記の通りです。
動画編集がオワコンと言われる理由
- 動画編集者が増えすぎている
- 単価が安い
- スマートフォンで編集できるから動画編集者は必要なし
一つずつ反論しながら解説をします。
①動画編集者が増えすぎている
理由一つ目は、動画編集者が増えすぎているという点です。
無料の動画編集ソフトの普及や、安価で高スペックのPCが購入できるため手軽に動画編集を始められると考えられるでしょう。
しかし、すべての動画編集者がベテラン以上プロ並みのスキルを持っているのでしょうか?実際にどのようなスキルを持っているのでしょうか?
全員テレビ番組の編集をするプロ並みの動画編集スキルを持っていたら、既に動画編集者はオワコンです。しかし、実際そうではないですよね。
動画編集は単にできるだけでなく、動画をより魅力的に見せるスキルが必要です。そのため、スキルを身に付ければ他の動画編集者と差を付けられるでしょう。
②単価が安い
二つ目は、単価が安いからです。動画編集案件は様々あり、簡単な編集案件であるほど単価が安くなります。
そのため、簡単は編集案件を受けている人はどうしても単価が安くなってしまいます。
その一方で、Web広告や企業VP、ミュージックビデオなど複雑なスキルを求められる内容であればあるほど単価が高くなります。
私の知り合いで、1本で10万円を超える案件を受注したと話を聞きました。
スキルを磨き続ければ、単価が高い動画編集案件を受注できる確率が上がります。またポートフォリオを充実させるも大切です。
スキルを身に付ける、ポートフォリオ作成するならスクールがおすすめ
挫折せずにプロ並みの動画編集スキルを身に付けるなら、スクールがおすすめです。独学だと時間がかかり、挫折する可能性も高いからです。
スクールであれば、現場で動画編集を行ってきたプロからスキルを学ぶことが出来ますよ。ポートフォリオ指導もあるので、ライバルより一足先に高単価案件を獲得できるでしょう。
こちらの記事で、おすすめのオンライン動画編集スクールを解説しています。あなたにピッタリのスクールが見つかりますよ。
動画編集でおすすめのオンラインスクール2選を読む
③スマートフォンで自分で編集できるから動画編集者は必要なし
三つ目は、スマートフォンで自分自身で動画編集ができるので動画編集者が必要ないことです。
最近はスマートフォンが普及し、アプリを利用して動画編集ができます。そのため、動画編集はスマートフォンでできるので動画編集者は必要ない思われるでしょう。
しかし、スマートフォンで動画編集をする以上に動画編集者に依頼することにメリットがあります。例えば下記の通りです。
動画編集者に依頼するメリット
- 自分で制作する以上に、クオリティの高い動画が制作される
- 動画での魅せ方を知っていて、そのスキルを活かした編集が行われる
このように、スマートフォンで編集できないクオリティの動画が制作されることや、スキルを使って編集を行います。
そのため、スマートフォンを使用して制作する以上のクオリティの高い動画を、動画編集者は制作できるためオワコンではないのです。
オワコン動画編集者にならない方法を解説
最後に、オワコン動画編集者にならない方法を解説します。下記の通りです。
オワコン動画編集者にならない方法
- 動画編集スキルを磨き続ける
- 編集作業を効率化する
- ポートフォリオを充実させる
- 動画編集以外の仕事に目を向ける
- クライアントの事を意識して業務を進める
一つずつ解説をします。
①動画編集スキルを磨き続ける
一つ目は、動画編集スキルを磨き続けることです。磨き続けることによって下記のメリットがあります。
動画編集スキルを磨き続けるメリット
- ライバルに差をつける編集ができる
- 流行の編集を取り入れられる
ライバルに差をつける編集ができるというのは、文字通り他の動画編集者と比べクオリティの高い動画を提供できるということです。ライバルも勉強してスキルアップをしているはずなので、負けないように日々勉強し続けることが重要です。
流行の編集を取り入れられるというのは、流行しているテロップのデザインやアニメーションがあると思います。勉強し続けていれば、その流行をいち早く発見して取り入れ、周りに差をつけることができるでしょう。
スキルを磨き続ける方法として、テレビ番組を見てスキルを吸収する、ライバルの動画を見るなど動画を見ることでスキルアップをすることが可能です。
あなたに合った方法でスキルアップをし続けてください。
②編集作業を効率化する
二つ目は、動画編集作業を効率化することです。効率化することで、短時間で編集ができるようになり、ライバルよりもたくさんの案件を受注できるからです。
例えば、月に150時間動画編集をするとします。同じクオリティでAさんは1本あたり5時間で、Bさんは1本あたり8時間で編集をするとします。
- Aさん→150/5=30本
- Bさん→150/8=約18本
このように、制作できる本数が変わるとあなたの給料に関わってきます。クオリティが高い動画をたくさん制作できた方が給料が上がり嬉しいですよね。
作業効率化をする方法として、例えば下記の方法があります。
作業効率化する方法
- 高スペックPCを使う
- デュアルモニターにする
- よく使うテロップやアニメーションのテンプレートを作る
- ショートカットキーの見直し
高スペックPCを使うことで、動画の読み込み時間を短縮、エフェクトをたくさん使ってもカクカクしないなど快適に動画編集を進められるようになります。
デュアルモニターにすることで、一目で入る情報を増やすことが可能です。4Kモニターであれば更に目に入る情報を増やすことができます。Premiere Proで編集しているなら、一つのモニターをプレビュー画面に、もう一つのモニターをワークスペースにするなど、作業効率が格段と上がります。
このように、作業効率化の方法はたくさんあるのであなたに合った方法で効率化をしてください。
こちらの記事で、動画編集に必要なスペックのPCを解説しています。この記事を読んで、一度動画編集用PCのスペックを見直してみてください。
【おすすめPCも紹介】動画編集で必要なPCスペックを解説を読む
③ポートフォリオを充実させる
三つ目は、ポートフォリオを充実させることです。ポートフォリオとは、あなたの編集した動画をまとめた実績です。
クライアントはポートフォリオを見て、動画編集スキルだったり編集者の人柄を判断します。クオリティの高い動画や知名度のある人や企業の動画を制作したと、クライアントに掲示できると高単価の案件を受注しやすくなりますよ。
あなたが何か依頼をするときは、相手にどのくらいのクオリティがあるか気になりますよね。実績がないと依頼したくてもで不安になりますよね。それと一緒の事です。
そのため、ポートフォリオを充実させることは大切なことですよ。初心者の方はポートフォリオ制作するのは大変なので、スクールを利用して制作することがおすすめです。
④動画編集以外の仕事に目を向ける
四つ目は、動画編集以外の仕事に目を向けることです。視野を広げることで、新たな仕事を受注できる可能性を広げたり、動画編集に生かせる学びを得られるからです。
視野を広げた場合の仕事は例えば下記の通りです。
視野を広げた場合の仕事の一例
- アニメーションが中心のCMやPVの制作を学び制作をする
- ディレクションを学び、周りの動画編集者に依頼を回し仲介手数料をもらう
- 3DCGの勉強をし、モデリングなどの業務を請け負う
このように、視野を広げることで周りの動画編集者と差をつけることが可能です。ぜひ仕事の視野を広げてみてください。
⑤クライアントを意識して業務を進める
五つ目は、クライアントを意識して業務を進めることです。当たり前かと思われるかもしれませんが、これができることでクライアントから信用や信頼を得ることが可能です。
信用や信頼を獲得できれば継続的に動画編集依頼を回してもらえる確率が上がります。意識することとして、例えば下記の通りです。
クライアントを意識するポイント一例
- クライアントの意図を汲み取る
- クライアントの世界観を重視する
- 進捗などこまめに連絡をする
- クライアントの生活リズムに合わせて返事をする
- クライアントの良くないことをSNSなどに書き込まない
このように、クライアントを意識することで信用や信頼を得られる可能性が上がります。ぜひ相手の事を考えて行動してみてください。
特にSNSについては、いつ誰が見ているか分かりません。もしかしたら、あなたの将来のクライアントが見ているかもしれません。ほめることは良いと思いますが、良くないことを書き込むと印象が悪くなってしまいます。嫌なことがあっても、グッとこらえてください。
まとめ:動画編集はオワコンではない
今回は、動画編集はオワコンかどうかを解説しました。記載した通り、動画編集者はオワコンではありません。
しかし、オワコンにならないためにはスキルを磨き続けるなど日々勉強し続ける必要があります。
今後映像の需要が伸び続ける可能性が高く、動画編集者の需要も大きくなる可能性が高いです。
将来動画編集者が必要になったとき、選ばれる動画編集者になっておきたいですよね。そのためにも、動画編集環境を見直したり、スキルをアップデートしておくことが大切です。
クライアントから選ばれる動画編集者になって、充実した動画編集ライフを送れるようになってください!