【副業におすすめ】動画編集はどんな仕事か解説
動画編集を副業にしようと思っていますが、どんな仕事かよく分かりません。私にでも分かるように流れなどを解説をしてください。
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 個人における動画編集の仕事内容を解説
- 編集業務の受注
- 企画・動画構成の作成
- 必要に応じて撮影
- カット編集
- テロップ入れ
- BGM・SE入れ
- レンダリング、エンコード
- クライアントに提出し確認・修正、納品
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは動画編集を副業にしようと思い、動画編集とはどんな仕事か調べています。
動画編集をやったことない場合はどのような仕事かイメージするのが難しいですよね。
動画には種類は様々です。例えば、下記の通りです。
- 実写動画
- ゲーム実況
- 紹介・解説動画
- ミュージックビデオ(MV)
- プロモーションビデオ(PV)
- CM
制作する動画によって、編集する手順が変わってきます。
本記事では、実写動画やゲーム実況の編集に絞って、個人における動画編集はどんな仕事かを解説します。
この記事を読めば、あなたは必ず動画編集の仕事内容が理解でき、副業にするきっかけになりますよ!
個人における動画編集の仕事内容を解説
それでは早速動画編集の仕事内容を解説します。動画編集は下記のような手順で業務を進めます。
- 編集業務の受注
- 企画・動画構成の作成
- 必要に応じて撮影
- カット編集
- テロップ入れ
- BGM・SE入れ
- レンダリング、エンコード
- クライアントに提出し確認・修正、納品
それぞれ詳しく解説します。
編集業務の受注
最初はクライアントから業務を受注します。クライアントはポートフォリオと呼ばれる制作実績を見てあなたに編集の依頼をします。
例えば、実写動画の実績が多ければ実写動画の制作依頼、MVの実績が多ければMVの依頼される確率が上がります。
ポートフォリオに載せる動画によって依頼内容を絞り込むことが可能ですが、動画を受注する際には、念のため一度どのような制作内容かを聞いて受注するようにします。
制作実績がない場合は、自主制作で実績を制作します。私は最初は自主制作で実績を作りました。
受注する方法として、ココナラやクライドワークスなどのクラウドソーシングサイトを利用したり、知人から依頼される場合があります。
企画・動画構成の作成
動画編集と聞くと、PCを使って編集をするだけと思うかもしれません。しかし、企画や構成の作成は動画の核となる一番大事な工程です。
クライアントとともに、どのような動画を制作するのかの企画を練ります。ターゲットを絞り、どのような流れにするのか、どのような雰囲気にするのかなど、綿密に練っていきます。
既に企画が決まり撮影され、編集のみをする場合は、どのような動画の構成にするのかを決めます。
動画の全体構成はどうするのか、どのようなシーンを入れるのか、テロップの色や分量はどうするのか、どのような雰囲気の動画にするのかなど、クライアントからの要望を聞き動画の全体構成を練ります。構成を練ったら一度クライアントに確認頂きます。
構成が決まったら、動画編集ソフトを使用して編集を開始します。
時には、雰囲気などお任せという場合があります。お任せの場合はあなたの知識と感性で企画構成を練ります。
必要に応じて撮影
クライアントから撮影をお願いされる場合もあります。撮影の規模によってカメラなどの機材の確保が必要になってきます。
撮影を必要とする場合は企画や構成など、入念の準備が必要です。
カット編集
カット編集とは、撮影した動画や映像の不要な部分を削除して繋ぎ合わせる工程です。
カット編集をする理由として、クライアントの視聴者に見ていて気持ちの良い動画を提供するためです。
例えば、演者が話しているときに「あー」や「えー」などを言っている箇所や無音の部分があります。このシーンが何度か続くと想像してみてください。きっと、見辛いと感じるはずです。その部分をカットすることで、視聴者に見やすい動画を提供することが可能です。
また、クライアントから動画の尺を指定されている場合は、その尺に合わせてカット編集をする必要が出てきます。
例えば、1時間の録画データを15分の動画に編集する場合があります。その際、尺を気にしつつも動画全体の構成を踏まえた上で、話の流れが視聴者に伝わるかどうかを考えながらカット編集を進める必要が出てきます。
このように、動画の不要な部分を削除し、つなぎ合わせて見やすい動画にするというのがカット編集です。
クライアントに見てもらうだけでなく、クライアントの視聴者が見る動画と意識すると、より良いカット編集が出来ますよ。
テロップ入れ
カット編集が終わったら、次はテロップ入れをします。テロップとは、演者が話したことを画面したに文字として出す、文字で補足説明を入れることです。
テロップを入れることで、動画を見やすくする、動画にメリハリをつけることが可能です。
例えば、演者が話したことに対してテロップを入れることで、演者が何を話しているのかを可視化できます。可視化することで、視聴者は演者が何を話しているのか理解しやすくなります。
動画内に補足でテロップを入れる場合もあります。例えば、演者が話した語句の中に難しい意味の語句があった場合、その意味を補足としてテロップ表記する場合があります。この補足のテロップも、動画を見やすくする要素の一つです。
また、テロップをデザインしエフェクトを付け加えることで、テロップで動画にメリハリをつけることが可能です。例えば、演者がツッコミを入れた時に、角が尖ったフォントで文字をデザインし、揺れるエフェクトを入れます。ツッコミがよりツッコミらしくなり、動画にメリハリをつけることが可能です。
このように、テロップを入れることで動画を見やすくしたり、動画に動きを付けてメリハリをつけることが可能です。
注意点として、テロップを入れすぎると画面がうるさくなるという場合もあります。テロップの量を調節して、見ごたえのある動画にします。
BGM・SE入れ
テロップを入れ終わったら、動画にBGM(Back ground Music)やSE(Sound Effect)を入れていきます。
BGMとSEの特徴は下記のとおりです。
BGMとSEの特徴
- BGM⇒動画の雰囲気を左右する音楽
- SE⇒視聴者の耳に訴えかけ、動画に臨場感を付けたり、視聴者の気を引く効果音
BGMの使い方として、例えば、動画の日常的なシーンではほのぼのとした落ち着いたBGM、バトルをしているシーンでは熱く激しめのBGMを使用します。シーンによって適切なBGMを選曲することによって、動画を更に盛り上げることが可能です。
状況によっては、あえてBGMを入れずに無音にすることもあります。メリハリがついて動画を盛り上げることが可能ですよ。
SEを入れることで、動画に更に臨場感を付けたり、視聴者の気を引いたりすることが可能です。
例えば、ツッコミを入れた時に「バシッ」という効果音を付けます。この音を入れることで、本当にツッコミをしているような雰囲気を出すことが可能です。
用語の解説で補足のテロップを入れた時には、「ピコン」というシステム的な音を入れます。そうすることで、重要な部分だと視聴者の耳に訴えかけられます。
このように、BGMやSEを入れることで、動画の雰囲気を作り出し、動画を更に盛り上げることが可能です。
レンダリング・エンコード
カット編集が完了し、テロップ・BGM・SEを入れたら編集自体は終了です。しかし、この時点ではクライアントに納品できる状態ではありません。
最後に、レンダリングとエンコードという工程を行い、クライアントに提出してインターネット上にアップロードできる形にします。
エンコードとは、レンダリングした動画を圧縮して容量を小さくする工程です。
レンダリングとは、動画に追加したアニメーションやテロップ、BGMやSEなどの複数のデータを、一つの動画として統合させる工程です。
注意としては、データ容量が10分で10GBなど非常に大きくなってしまいます。
この作業を行うことで、初めてクライアントに提出できる形となります。
作業の順序としては、レンダリング→エンコードの順番です。
レンダリングとエンコードはエフェクトの量によっては非常に時間がかかりってしまいます。しかし、動画編集ソフトが自動で行ってくれます。その間に、睡眠をとったり、別の趣味をしたり、動画の勉強をすることがおすすめです。
試写
試写とは、言葉の通り試しに見るということで、あなたが編集した動画を一度自分の目で見通す事です。試写を行う理由として、ミスを防ぐためです。
例えば、解説用のテロップに誤字脱字があった、BGMやSEの音量が大きくて演者の声をつぶしていたという場合があります。試写をすることで、これらのミスをクライアントに提出する前に防ぐことが可能です。
クライアントに提出する前に修正できた方が、相手が修正依頼を出す手間を減らすことが出来ます。あなたが動画編集依頼をする場合、ミスが無い方が信用できますよね。
このように、ミスを防ぐという点で試写は重要な工程です。
クライアントに提出し確認・修正、納品
動画が完成したら、一度クライアントに提出をして確認を頂きます。その後、修正があれば修正の対応、なければそのまま納品という流れになります。
提出方法は、DropBoxやGoogle Drive、ギガファイル便などのオンラインストレージのを利用してデータをリンクで共有します。
修正内容としては、例えばシーンを追加して欲しい、エフェクトを加えて欲しい、テロップを追加して欲しいなどがあります。
逆に、このエフェクトを無くして欲しい、テロップを無くして欲しいなど削除する修正をする場合もあります。
削除する修正の場合は抵抗があると思います。しかし、クライアントに意図があるはずなので一度修正をしてみてください。動画が更に見やすくなる場合もあります。修正というのは、クライアントと一緒に動画のブラッシュアップをするという気持ちで取り組むと良いですよ。
修正の対応を行ったら、再度レンダリングとエンコードを行い、クライアントに提出をします。修正がなければ納品完了です。
終わりに:動画編集はこのような流れで業務を進める
今回は、動画編集はどんな仕事かを解説しました。少しはイメージいただけたでしょうか?
動画編集を副業にするかどうか悩んでいる場合は、ぜひ副業にすることがおすすめです。プラスの収益にもつながりますし、様々な人と関わるので、あなたの人生が更に豊かになりますよ。
動画編集を副業に場合は、機材をそろえた後、スクールに通うことがおすすめです。こちらの記事では、動画編集で必要な機材とおすすめのスクールを解説しています。
⇒【初心者必見】動画編集で必要な機材を解説
⇒動画編集でおすすめのオンラインスクール2選
この記事をきっかけに、ぜひ動画編集を仕事にしてみてください!
本記事のまとめ
- 個人における動画編集の仕事内容を解説
- 編集業務の受注
- 企画・動画構成の作成
- 必要に応じて撮影
- カット編集
- テロップ入れ
- BGM・SE入れ
- レンダリング、エンコード
- クライアントに提出し確認・修正、納品