将来動画編集は需要があるのか【統計データをもとに解説】

2023年3月23日動画編集

悩んでいる人

動画編集を進めていますが、将来需要があるか不安です。動画編集は将来大丈夫なのでしょうか?

今回はこのようなお悩みを解決します。

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  • 将来動画編集は需要があるのか
    • 動画広告の需要
    • 5Gの普及

done この記事の筆者

この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。

この記事を読んでいるあなたは、動画編集の将来性に不安を感じていると思います。

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将来像が見えないと不安になりますよね。

結論を言いますと、動画編集の需要は上がりつづける可能性が高いです。

本記事では、なぜ動画編集の需要が上がり続けるのか、統計データをもとに解説をします。

この記事を読めば、あなたは動画編集の将来性に不安を感じなくなり、のびのびと動画編集を進めることが出来るようになりますよ!

なぜ動画編集の需要が上がり続けるのか

それでは早速、動画編集の需要が上がり続ける理由を解説します。

理由①:動画広告の需要が増加

一つ目の理由としては、市場で動画広告の需要が増加しているためです。

2022年に株式会社サイバーエージェント社が、株式会社デジタルインファクト社と共同で、国内動画広告の市場調査を実施しました。

調査概要は下記の通りです。

調査主体:株式会社サイバーエージェント
調査時期:2022年10月から 2022年12月
調査方法:動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
調査対象:動画広告市場
調査機関:株式会社 デジタルインファクト

出典:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント
最終閲覧日:2023年3月22日

デバイス別での動画広告視聴規模の推計は下記のような調査結果が出ています。

2022年の動画広告市場は、昨対比133.2%の5,601億円に到達。
2023年には7,209億円、2026年には1兆2,451億円に達する見込み。

出典:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント
最終閲覧日:2023年3月22日

調査年月である2022年の動画広告市場は、昨対比133.2%の5,000億円に到達。2026年には1兆円を超える見通しが立っています。

理由は下記の通りです。

  • コネクテッドテレビという、インターネットに接続したテレビで動画配信を視聴する生活の定着
  • ショート動画の活用したユーザーのコミュニケーションに対する関心が高まる

動画広告規模が高いということは、動画の視聴者がたくさんいる。視聴者がたくさんいるということは、たくさんの動画を制作する必要がある。たくさんの動画を作るには、たくさんの動画編集者が必要ということです。

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長い動画だけでなく、1分程度の短い動画の需要が上がっていますよね。この動画を編集するだけでも動画編集者が必要という場合もあります。

理由②:5Gの普及

理由二つ目は、今後高速回線である5Gの普及が進むためです。

総務省は、5Gの整備目標を下記のように掲げています。

総務省は、2022年3月にデジタル田園都市国家インフラ整備計画を策定・公表し、
・全国の5G人口カバー率 2023年度末 95%、2025年度末 97%、2030年度末 99%
・都道府県別の5G人口カバー率 各都道府県2025年度末90%程度以上、2030年度末99%
とすること等の整備目標を掲げています。

出典:総務省|報道資料|5Gの整備状況(令和3年度末)の公表
最終閲覧日:2023年3月23日

4Gと5Gの違いは下記の通りです。

4G5G
通信速度100Mbps~1Gbps10Gbps
最大接続台数1kmあたり10万台1kmあたり100万台
通信遅延1/100秒1/1000秒遅延

理論値では、5Gの通信速度は4Gの20倍です。2時間の映画をダウンロードする際、4Gだと数分かかるものが5Gだと数秒で完了をします。
YouTubeやニコニコ動画なども高速で視聴できるようになり、4K動画や8K動画も高速で視聴できるようになります。

また、TIME&SPACEは18〜22歳に対してスマートフォンの利用実態について、下記の調査を実施しました。

※調査概要【若者世代のスマートフォン利用に関するアンケート(TIME&SPACE調べ)】
・調査対象:18~22歳のスマートフォン利用者
・実施時期:2021年3月8日~3月12日
・調査手法:インターネットリサーチ
・有効回答数:538人

出典:2021年度:18〜22歳のスマートフォン利用実態調査|1日の動画視聴時間は?|KDDI トビラ
最終閲覧日:2023年3月23日

「SNS やアプリなどを利用したコミュニケーション」が72.5%でもっとも多く、続いて「動画視聴」が66.1%、「音楽視聴」が52.7%、「ゲーム」が44.1%という順番に。

スマホでどんなエンタメサービスを楽しんでいるのだろうか? 調査では、「YouTube」が84.6%ともっとも多く、次の「ゲーム」40.9%とは2倍以上の差。続いて「Amazonプライム・ビデオ」が29.9%という結果に。

エンタメサービスの上位を占める動画コンテンツ。視聴の頻度を調査すると、「よく見る」40.1%、「たまに見る」が39%という結果で、スマホで動画コンテンツを見る人は全体の約8割であった。

「1時間以上〜2時間未満」が27.5%ともっとも多く、次は「2時間以上〜3時間未満」が22.6%、そして「30分以上〜1時間未満」が19.8%という順番に。

出典:2021年度:18〜22歳のスマートフォン利用実態調査|1日の動画視聴時間は?|KDDI トビラ
最終閲覧日:2023年3月23日

このように、スマートフォンでの動画の視聴時間が平均で1日1時間~3時間と出ています。動画が視聴されるということは、動画が必要とされていることです。
5Gが普及すれば、高速で動画が視聴できるので更に1日辺りに動画の視聴時間が上がる可能性があります。

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近い将来、5Gより早い回線速度のスマートフォンが登場しそうですよね。

まとめ:統計上、動画編集の需要は上がり続ける可能性が高い

今回は、将来動画編集の需要があるかどうかについて、統計データを利用して解説をしました。

動画編集はYouTuberやVtuberの動画編集だけでなく、CMやPVなどの編集も行います。動画の市場が成長し続けているため、動画編集の需要が上がり続けます。

しかし、動画の市場が成長しているから大丈夫と思ってはいけません。

動画編集者として生き残るためにはちゃんとした動画編集の技術が必要です。独学だけでなくスクールに通うなどして技術を身に着けつつ様々なクリエイターと交流することで、動画編集者として生き残る可能性が大幅に上がります。

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ちゃんとした技術を身に着けて人脈を広げることで、本当に安心が得られると思いますよ。

この記事を参考に動画編集に対する将来の不安を解消して、のびのびと動画編集ライフを送れるようになってください!

done 本記事のまとめ

  • 将来動画編集は需要があるのか
    • 動画広告の需要
    • 5Gの普及

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Posted by スバル