動画編集のポートフォリオの作り方を解説【作成サイトも紹介】
動画編集でポートフォリオを作ろうと思っているのですが、どのように作ればよいか分かりません。またどのサイトが作りやすいのか分かりません。私にでも分かるように、ポートフォリオの作り方を解説してください!
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- そもそもポートフォリオとは何か
- なぜポートフォリオが必要か
- ポートフォリオに入れる情報
- ポートフォリオの作り方(おすすめサイトも紹介)
- ポートフォリオ作成時の注意点
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、動画編集で制作案件を獲得したいと考え、ポートフォリオをの作り方について調べています。
ポートフォリオの作り方と調べると、どうやって作ればよいか分からない、作るのが難しそうと感じますよね。
私もポートフォリオの作成方法が分からずたくさん調べたうえで、企業のアドバイザーに相談をした経験があります。
本記事では、ポートフォリオの作り方について解説をします。また、ポートフォリオを作る理由、ポートフォリオが作成できるおすすめサイトも紹介します。
この記事を読んで、あなただけのポートフォリオを作成してください!
そもそもポートフォリオとは何かを解説
ポートフォリオの作成をする前に、そもそもポートフォリオとは何かを解説します。
動画編集で使うポートフォリオとは、クリエイターの履歴書というイメージです。
クリエイターの世界では制作案件に応募や受注をする際に、自己紹介や使用できるソフト、持っているスキル、経歴、制作実績や作品などを「ポートフォリオ」という形式でまとめて提出をします。
アルバイトに応募するとき、就職活動や転職活動で応募するときに履歴書を書きましたよね。経歴や自己PRなど様々な情報を記載したと思いますが、その履歴書と同じようなものです。
このように、ポートフォリオとはクリエイターの履歴書とイメージしておいてください。
なぜポートフォリオが必要かを解説
次は、ポートフォリオが必要な理由を解説します。
ポートフォリオが必要な理由として、ポートフォリオの有無で動画編集案件が獲得できる可能性が変わってくるからです。
ポートフォリオは、あなたが持っているスキル、制作実績や制作した作品、経歴を制作に発注者に伝えることが可能です。
ポートフォリオを持っていると、発注者は下記のように考えます。
ポートフォリオを持っている場合の発注者の反応
- この人はちゃんと制作した実績があるから依頼しても大丈夫そう
- この人のクオリティなら依頼をしたい
このように、発注者にあなた自身を信用してもらえる可能性が上がり案件を発注してもらえる、受注できることができるのです。
逆にポートフォリオを持っていないと、発注者は下記のように考えます。
ポートフォリオを持っていない場合の発注者の反応
- この人に発注して本当に納品されるのだろうか不安
- どのようなクオリティか分からないので発注できない
このように、発注者に信用してもらえないので制作案件を受注できない、発注してもらえない状況になってしまいます。
あなたが持っているスキルや制作実績を正確に発注者に伝え、案件を発注してもらうためにポートフォリオが必要なのです。
ポートフォリオに入れる情報を解説
次はポートフォリオに入れる情報を解説します。ポートフォリオに入れる情報は下記の通りです。
ポートフォリオに入れる情報
- 目次
- 自己紹介
- サンプル動画や制作実績(自主制作した動画でも、制作案件でも携わったものを記載)
1つずつ解説します。
入れる内容①:目次
一つ目は目次を入れることです。目次とは、見出しをまとめて整理をし書き並べた一覧です。
目次を入れる理由として、発注者がポートフォリオを見るときに、一目でどのような内容が記載されているかを把握してもらうためです。
全体像が把握できると、理解度が上がり読み進めてもらえる可能性が上がりますよ。
目次で掲載する内容については、例えば下記の内容を記載すると良いでしょう。
目次に入れる情報(一例)
- 自己紹介
- 制作実績①
- 制作実績②
- 制作実績③
このように、一目で理解してもらうために目次を入れておくことがおすすめです。
入れる内容②:自己紹介
二つ目は、自己紹介を入れることです。
自己紹介を入れる理由として、発注者にあなたの経歴やスキル、使用できる動画編集ソフトを一目で知ってもらうためです。
自己紹介には下記の内容を入れると良いでしょう。
自己紹介に入れる情報(一例)
- 過去の経歴
- 保有資格
- 使用できる動画編集ソフト
- 得意な動画のジャンル
- 運営しているSNSやWebサイト:X(元:Twitter)、Instagram、YouTube、ブログなど
このように、発注者にあなたのプロフィールを知ってもらい信用してもらうために、自己紹介を入れると良いでしょう。
入れる内容③:サンプル動画や制作実績などの動画
三つ目は、サンプル動画や制作実績を入れることです。
サンプル動画や制作実績を入れる理由として、実際にあなたの持っているスキルを発注者に伝えるためです。
制作実績をポートフォリオに入れられれば、実際に動画を制作して納品をしてるという証明も可能ですよ。
サンプル動画や制作実績などの動画は下記のような動画があります。
ポートフォリオに入れる動画(一例)
- サンプル動画
- 実績動画
- 自己紹介動画
サンプル動画とは、発注者にこのような雰囲気の動画を制作できる、というスキルを理解してもらう動画です。動画編集を始めたばかりの方におすすめですよ。
実績動画とは、あなたが過去にクライアントに納品した動画です。実際に受注して納品をした実績になるため、サンプル動画よりも信頼性が高く、受注率も上がるでしょう。
自己紹介動画とは、あなたの経歴やスキルをまとめた動画です。あなたの言葉で経歴やスキルを深く知ってもらい受注率を上げます。
これらの動画に合わせて、動画の説明を入れます。説明を入れることで、発注者はこの人はどのようなことを考えて動画編集をしているのか詳しく理解できます。
動画に合わせて記載する情報(一例)
- 動画のジャンル
- クライアント名
- 担当した箇所
- 使用ソフト
- 制作期間
- 制作意図
- こだわりポイント
- 動画のリンク
上記の内容を入れることで、発注者にあなたの考えをより深く伝えることが可能です。
このように、サンプル動画や制作実績などの動画をいれることで発注者に信用してもらえる可能性が上がり、案件の受注につながるのです。
ポートフォリオの作り方を解説
それではポートフォリオの作り方を解説します。作る方法は下記の方法があります。
ポートフォリオの作成方法
- ポートフォリオサイトに登録して動画を載せる
- ポートフォリオ専用のWebページを作る
- YouTubeチャンネルを作りポートフォリオ動画をアップロード
それぞれ解説します。
方法①:ポートフォリオサイトに登録して動画を載せる
方法一つ目は、ポートフォリオサイトに登録をして動画を載せる方法です。
ポートフォリオサイトは無料で登録可能なサイトが多いです。お金をかけずに案件を募集する、案件に応募することが可能ですよ。
最初からできている形式に登録すれば、手間もかからずに見やすいポートフォリオが作成可能です。
おすすめのポートフォリオサイトは下記の通りです。
おすすめポートフォリオサイト
これらのサイトがおすすめです。どちらも登録が必要ですが、無料で手軽に使用することが可能ですよ。
方法②:ポートフォリオ専用のWebページを作る
二つ目の方法は、ポートフォリオ専用のWebページを作る作る方法です。
ブログやWebサイトなど、あなた好みの形式やデザインで、詳細な説明を入れてポートフォリオを作成可能です。
Webサイトでおすすめのサイトは下記の通りです。
おすすめのWebページ作成サイト
アカウント登録が必要ですが、無料で使用できてあなた独自のデザインのWebサイトを作成可能ですよ。
方法③:YouTubeチャンネルを作りポートフォリオ動画をアップロード
方法三つ目は、YouTubeチャンネルを開設してポートフォリオ動画をアップロードすることです。
YouTubeチャンネルを作り、クライアントが投稿した動画を再生リストに追加していく、制作した動画を限定公開でアップロードすることでポートフォリオとして利用することが可能です。
私の周りでも、YouTubeで再生リストを作成してポートフォリオにしている方もいらっしゃいます。
あなたが制作したサンプル動画や作品をYouTubeにアップロードすれば、動画を通じてあなたのことを知ってもらえますよ。
ポートフォリオ制作時は著作権や守秘義務を守る
ポートフォリオ制作するときは著作権や守秘義務を守る必要があります。
制作した動画の中には、クライアント側の都合でクレジット表記ができない動画もあれば、タイトルが公開できない案件もあります。
企業案件、会員限定の動画、Blu-ray限定の動画など一般公開されない動画が多いです。
ポートフォリオとして公開して良いかどうか不明な場合、一度確認することがおすすめですよ。
著作権や守秘義務を守ることは、クリエイターとして大切なことです。そのため、ポートフォリオとして公開して良いか事前に聞いておくと良いですよ。
まとめ:あなただけのポートフォリオを作成し、制作案件獲得を目指そう
今回は、ポートフォリオを作る方法、ポートフォリオに載せる情報、注意事項など解説しました。
ポートフォリオはあなたが動画制作の案件を獲得するための履歴書です。作るのは難しいと感じるかもしれませんが、一度作ってみてどんどん改善していくことがおすすめですよ。
ポートフォリオを作る自信がない方は、ポートフォリオ制作支援を行っているスクールに通うことがおすすめです。
また、ポートフォリオに載せる動画については著作権や守秘義務を守る必要があります。不明な点はクライアントに確認することがおすすめですよ。
あなただけのポートフォリオを作成して、案件獲得を目指してください!