動画編集をやってみた感想【歴10年の筆者が解説】
動画編集を始めようと思っています。動画編集はどのような感じの仕事でしょうか?動画編集をやってみた感想を聞いてみたいです。
今回はこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 動画編集をやってみた感想を解説
- 楽しいと感じた経験
- 辛いと感じた経験
この記事の筆者
この記事を書いている私は、動画編集歴10年以上です。
Adobeの動画編集ソフトを利用して制作依頼をこなし、100本以上の動画を納品しました。
また、動画編集の講師も勤めており、3年以上続けています。
この記事を読んでいるあなたは、動画編集の経験者からやってみた感想を知りたいと考えています。
動画編集をやってみた感想が聞けたら、イメージが湧きますし、始めるきっかけにもなりますよね。
動画編集はもちろん楽しいです。同時に、辛いと感じるときもあります。
本記事では、動画編集歴10年、編集した動画の本数300本(自主制作含む)を超える筆者が動画編集をやってみた感想を記載します。
この記事を読めば、動画編集をやってみた感想を知ることが出来ますよ!
動画編集をやってみて楽しいと感じた経験
それではさっそく、動画編集をやってみた感想を記載します。最初は、楽しいと感じた点を解説します。
動画編集をしていて楽しいと感じた点は下記の通りです。
動画編集をやってみて楽しいと感じた経験
- 1から制作している実感が湧く
- 自分のスキルでクライアント、視聴者を笑わせたり感動させることが出来る
- 作品として残すことが出来る
- 動画編集を通して、様々な人と出会える
一つずつ解説します。
1から制作している実感が湧く
一つ目は、1から制作している実感が湧くという点です。
例えば、ゲーム実況や実写動画の編集は、下記のように編集を進めていきます。
- 動画の内容を企画、構成
- 録画したデータを確認
- 編集構成の作成
- カット編集
- テロップを入れる
- BGM、SE、エフェクト等を入れる
- 試写、修正
- 納品、投稿
このような手順で編集を進めます。別の言い方をすると、鉄から自動車に使われる部品を製造するイメージです。
編集作業を進めていると、自分の手で何かを生み出しているという感覚になります。完成した動画を試写をした時には、この動画は自分の手で編集したという実感が湧きます。
私の場合は、ゲーム実況や実写動画の動画編集だけでなくCMやミュージックビデオなどの制作をしているので、更に1から制作している実感があります。
このように、動画編集は1から制作している実感が湧くので動画編集は楽しいのです。
自分のスキルでクライアント、視聴者を笑わせたり感動させることが出来る
二つ目は、自分のスキルでクライアント、視聴者を笑わせたり感動させることが出来るという事です。
カット編集、テロップの表示の仕方、BGMやSEの選曲、エフェクトの選定で笑いや感動を生み出すことが可能です。
例えば、物語風の動画を制作するとします。演者の話がつながる、上手く間を持たせるようにカット編集、雰囲気を生み出す鳥の鳴き声とかのBGM、ここぞというシーンで感動系のBGM、涙が落ちたときに波紋のエフェクトで本当に落ちたかのような演出など、自分自身の手で感動的な編集を作り出すことが可能です。
このような編集を行い、クライアント、視聴者からコメントで「面白かった!」「感動した!」「〇分○○秒のシーン良かった!」という反応が来たら非常に嬉しく感じます。編集して良かったと思います。
私は、この反応してもらえることが楽しみで動画編集を続けているのです。
自分のスキルでクライアントや視聴者を笑わせたり、感動させることが出来ることが、動画編集をやっていて楽しい理由の一つです。
作品として残すことが出来る
三つ目は、自分が制作した動画を作品として残すことが出来るという点です。
動画編集は自分のスキルを活かし、自分の手で作り上げていきます。そして、編集した動画はインターネット上でアップロード、削除しない限りあなたのHDDやSSDに作品として残ります。
本と同じようなものです。あなたの手で作り上げたので、あなただけの作品なのです。
10年後に見返してみて、こういうこともやっていたと笑い話にすることもできますよ。
このように、作品として残すことが出来るという点が、動画編集の面白いところです。
動画編集を通して様々な人と出会える
動画編集を続けていると、様々な人と出会うことが出来ます。
例えば、クライアント、同業者、クライアントのリスナーなど、様々な方と出会うことが可能です。文字だけの関係であれば、実際にお会いできる機会もあります。
私も実際に様々な方と出会うことが出来ました。実際に会って話しする機会もあり、人生経験になっています。
中には、打ち合わせなどで大御所のYouTuberとお会いしている方もいらっしゃると思います。
このように、動画編集を通じて様々な方と出会うことが出来るのも、楽しい点の一つです。
動画編集をやってみて辛いと感じた経験
次は、動画編集をしていて辛いと感じた点を解説します。辛いと感じた点は下記の通りです。
動画編集をやってみて辛いと感じた経験
- 長時間座ってPCを向き合うため、体が痛くなる
- 一人で作業する時間が多く占める
- 時には徹夜して編集作業をする必要がある
一つずつ解説します。
長時間座ってPCを向き合うため、体が痛くなる
動画編集は長時間座り続け、PCと向き合って編集作業をします。そのため、腰が痛くなったり猫背になったりするなど、体のあちこちが痛くなってしまいます。液晶画面を見続けるので資料が低下してしまう場合もあります。
1日部屋に閉じこもって編集をするときもあるので、一日中日の光りを浴びないというときもあります。
健康にあまり良くないという点が辛いところですね。場合によっては病院にお世話になることもありますよ。
そのため、下記のような改善をしています。
- 椅子やブルーライトカットのメガネを購入し作業環境を整える
- 起床をしたら必ず外に出て準備体操
- ニターの近くに時計を置いて適度に休憩も取る
このように、長時間座ってPCを向き合うため、体が痛くなるという事が動画編集の辛いところです。
一人で作業する時間が多く占める
動画編集は一人で作業する時間が大半です。そのため、定期的に誰かと話したくなります。
例えば、下記のようなサイクルで生活を送るとします。
- 6:30~7:00:起床、準備体操や散歩
- 7:00~9:00:朝食、洗濯など
- 9:00~12:00:部屋で動画編集(適宜休憩挟む)
- 12:00~13:00:昼食
- 13:00~18:00:部屋で動画編集(適宜休憩挟む)
- 18:00~21:00:洗濯物の取り込み、夕食、風呂
- 21:00~22:30:残った分の編集、趣味、休憩
- 22:30~6:30:睡眠
すごく健康的な生活かと思います。しかし、人と会って話す時間はほとんどありません。
企業で動画編集をしている方は、横に同僚や先輩が座っているかもしれません。しかし、個人で自宅で動画編集をする場合は、自宅に誰かいない限りほとんど誰とも話すタイミングはありません。
実際に私も、部屋にこもりきって動画編集をしています。そのため、定期的に友人と会って話したり、誰かと作業通話を行っています。
このように、人と話すことがほとんどないため、人と話すことが必要としている方には辛い部分と言えるでしょう。
時には徹夜して編集作業をする必要がある
動画編集を副業にする場合は、納期という存在が必ず付きます。そのため、短期納期の場合は必ずと言ってよいほど徹夜を強いられます。
例えば、1時間の動画を15分にするときに、下記のような時間がかかるとします。
- 録画データの視聴:1時間
- 構成制作:30分
- カット編集:2時間
- テロップ入れ(フルテロップ):4時間
- BGM・SE・エフェクトなどを入れる:2時間
- レンダリング、エンコード:30分
- 試写:15分
- 修正、演出の追加:1時間
- 再度レンダリング、エンコード:30分
慣れてくればもっと早く進められまが、今回はこのような時間がかかるとします。上記の時間で編集するとなると、おおよそ10時間かかります。
このような編集時間がかかるとして、16時ごろに「翌日の19時に投稿したい」という動画編集依頼が来たとします。
もちろん断ることも可能です。しかし、特急での編集依頼の時は単価を上げやすくなります。ただし、引き受けたら徹夜をしないと間に合わない可能性が非常に高いです。
私は一度だけ徹夜で編集したことあります。徹夜後に寝て起きたときは、何も作業する気になりませんでした。
中々ないですが、時にはこのような短期で納品しなければならない動画編集依頼も来ます。そのため、徹夜覚悟で動画編集をするときがあるという点が辛い点です。
まとめ:動画編集をやってみたら、楽しいことも辛いこともある。
今回は、動画編集をやってみたら楽しいことも、辛いこともあるという経験談を解説します。
確かに、動画編集をしていて辛いときもあります。しかし、それ以上に動画編集は楽しいと感じています。
私は、動画編集を始めてよかったと思っています。普段の生活では味わうことが出来ない、日本中や世界中の人と繋がることが出来ますよ。
動画編集はあなたの人生を必ず豊かにします。そのため、動画編集やってみようかと悩んでいる場合はぜひ始めてみてください!
本記事のまとめ
- 動画編集をやってみて楽しいと感じた経験
- 1から制作している実感が湧く
- 自分のスキルでクライアント、視聴者を笑わせたり感動させることが出来る
- 作品として残すことが出来る
- 動画編集を通して、様々な人と出会える
- 動画編集をやってみて辛いと感じた経験
- 長時間座ってPCを向き合うため、体が痛くなる
- 一人で作業する時間が多く占める
- 時には徹夜して編集作業をする必要がある